藤井裕久の発言 (大蔵委員会)
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○藤井裕久君 ありがとうございました。
それでは一河先生、先ほど、一河先生御専門ですが、この利子・配当の納税者番号の問題について大変貴重な御意見をいただいたと思います。納税者番号についてどうお考えか伺おうと思ったんですが、いま端的に、やはり課税の公平ということとプライバシーというもののバランスを、課税の公平というのにうんとかけて、自分としては納税者番号が望ましいと思っておると、こういう御意見をいただきましたので、この点はもう伺いません。
ただ、やっぱり先進国の例なんか見ますと、日本もだんだんだんだんプライバシーの方にウエートがかかってくる要因があるんじゃないかという感じは非常に持っておりますけれども、そういう中で、ある意味の妥協の産物的なこのグリーンカードが出たんじゃないかと思います。
御指摘のように、グリーンカードは、まさに非課税貯蓄の特典を受けるための手段であるという意味におきまして、特に課税貯蓄に対する把握が非常に抜けるんじゃないかという、私も一番そこが心配でございます。ただ、民間については、何か聞いてみますと、グリーンカードを持っている者は課税貯蓄であっても持ってこさせる、もしグリーンカードがなかったら住民票を持ってこさせるというふうなことも聞いておりますので、それはある程度はいくのかなと思いますが、しかし、それでもやはりおっしゃるように、非常に穴があいていると思います。そこいらの民間の扱いについてどんなお考えかということと、特に私が非常に問題なのは、郵便局との関係だと思っております。
郵便局との関係というものは、やはり公的資金と民間資金の流れという意味において、これは本当は中立でなくちゃいけないというものが、税の制度、執行を通じて明らかに郵便局に有利なために、中立でなく、非常に郵便局に資金の流れを変えているという、金融メカニズムから言うと非常に問題になってきていると思います。このグリーンカードを採用するのに際して、そういうものを少しでも是正する方向に行かなきゃならないのが、どうも仕組み上、郵便貯金というのは三百万まで入れていいよ、それは当然非課税だよと、こういう仕組みでございますから、民間のような特典制度じゃないわけでございますね。特典制度じゃないということになると、グリーンカードになじまないという問題があるのだと思うんです。
つまり、グリーンカードを持ってこいということを郵便局が本当に言えるのかという、これは法律論で、大変次元が低くて恐縮でございますが、持ってこいということが言えるのか。あるいはまた、そこいらを適当にすると、私はグリーンカードなしでいいから、課税受けていいから郵便貯金へするよというふうに私など言っていった場合に、これは受け付けるかもしれない。そうすると、いまの郵便局の三百万が限度だよ、しかもそれが当然非課税だよという考え先の基本の方に触れてくるかもしれない、非常にむずかしい問題があるように思いますが、郵便局の執行の問題は、これは国税局長に大いに言わなきゃいけないところですが、制度としてグリーンカードがそれなりにうまく機能するようなことはお考えにございますでしょうか、お教えいただきたいと思います。