田中龍夫の発言 (文教委員会)

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○田中(龍)国務大臣 ただいまは各国の例までお調べいただきまして、日本のあり方についての御意見をいただきまして、大変ありがとうございます。しかしわれわれは、今日の校内暴力の問題は、一朝一夕、最近のことでこうなったということよりも、むしろ戦後の非常な混乱と窮迫、さらに、その後の戦争のつめ跡とも申すべきいろいろな問題が累積もいたしておる、こういうこともございます。
 しかしながら、当面の青少年非行の問題は、御案内のとおり、昭和二十六年あるいは三十九年、また今回の五十四年と、十四、五年を間隔にいたしまして起こっておる問題でもございまするし、これらにつきましては、総理府の青少年対策の問題、あるいはまた治安当局とも緊密な連絡をとっておりますが、しかしながら、文教をお預かりいたします文部当局といたしましては、治安維持あるいはまた、そういうふうな面ばかりではなく、最も大事な次の世代を担ってもらう青少年をりっぱに育成し、りっぱに教化していくということが本務でございます。
 そういうことから言いましても、文部当局といたしましては、学校長以下全部の教員が一体となって、全力を挙げて校内暴力の問題、あるいはまた青少年の非行の問題に対処してまいらなければならぬ、かように考えております。
 秩序ある学校経営を行ってまいり、そしてまた教育の内容を一層充実したものといたしまして、教師と生徒との間の、また生徒間相互の好ましい人間関係を育成することが肝要である。
    〔中村(喜)委員長代理退席、委員長着席〕
同時にまた、これは家庭教育というものが大事なことでありまして、家庭と学校というものが緊密な連絡をいたすと同時に、そこにはあくまでも根本的に愛情というものに貫かれた一線がなければならない、かように考えておる次第でございます。
 同時に、これを教えます教師の方々におかれましても、高い使命感とまた児童生徒に対しまする深い愛情というものがあって、初めて教育効果も上がるものである、かように考えておりまして、さような方向に指導いたしておる次第でございます。

発言情報

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発言者: 田中龍夫

speaker_id: 5460

日付: 1981-02-25

院: 衆議院

会議名: 文教委員会