中田一男の発言 (大蔵委員会)
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○説明員(中田一男君) お答え申し上げます。
五十五年度の消費者物価につきましては、御案内のとおり、第二次石油危機によります輸入インフレを何とか国内インフレに転嫁させないようにということで懸命の努力をしてまいりました。しかしながら、何分にも原油価格が予想いたしました以上に大幅に上昇いたしましたことですとか、あるいは異常気象によりまして季節商品等の値上がりが見られましたことなどであらかじめ予見しがたい要因が出てまいりまして、見通しを修正せざるを得なくなったということをまことに残念に思っておりますが、現在もまだ寒波等の影響で野菜価格等は上がっておりますが、これに対しましてもこの年度末までにかけまして何とかこれを安定させるようにということで、緊急、応急の対策も講じております。全力を挙げておるところでございます。が、おかげさまで基調的には物価はかなり落ちついております。卸売物価はすでに昨年の四月をピークにいたしまして安定しておりまして、消費者物価への波及というのも非常に弱まってきております。したがいまして、消費者物価の現在の瞬間風速的な動きというのは非常に弱くなってきておると見ております。また、五十六年度にかけましては、ちょうど五十五年度の当初に電力料金ですとかガス料金の改定という非常に大幅な改定がございましたけれども、公共料金もそのような事情には必ずしもございませんで、去年よりは事情はいいというふうに見ております。また、原油の価格につきましても、現在では非常に需給が緩和しております。これは将来の事態というのは非常に流動的ではございますけれども、これまでのような大幅な上昇はないということになれば、現在の落ちつき傾向を定着させていくことによりまして、五十六年度五・五%の上昇というのはわれわれの努力によってそのようにおさまってまいるであろう、そのために引き続き来年度も努力してまいりたい、かように考えております。