奥野誠亮の発言 (法務委員会)
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○国務大臣(奥野誠亮君) 私は、ロッキード事件についてだれに有利になる、だれに不利になる、そういう心構えは一切持っておりません。また、この事件につきまして検察庁にとやかく言ったこともございません。私が人の道に外れるようなことをやっていると判断いたしますならば、私は言わなきゃならない責任を持っているのだと思うのです。検察庁がそれをどう受け取るかは別でございますけれども、私は検察庁のやっていることがよくないと考えるならば、私は言うべき使命を持っているのじゃないか、こう思うのであります。
また、言うたことについての批判はそれはいろいろあろうと思います。また、言うたからといって、検察庁がそのとおりわかりましたと、こう言うとは限りません。また、検察庁の意見をそれなりに私に返してくるでしょう。しかし私は、検察庁のロッキード事件についての運び方、これはもうできる限り任じていきたい、自由な活動を守っていきたい、そういう考え方でおるわけでございますし、国会でもそう申し上げてまいりました。
でありますから、今度の場合も、聞かれて黙っているのも一つだと思うのです。しかし、私は大体黙らない、黙っていませんで、できる限りお答えをする親切さを持ってまいりました。そのかわり、前提を置いたわけであります。くどいほど前提を置いたわけであります。言うたことは二つの問題だけでございまして、その二つのうちの人の道だけを強調されますと、いま御指摘のようなことになるかもしれません。しかし、あの当時をそのままに伝えてもらえれば、あれだけの批判を受けることでもないのじゃないかなど私には思えてならないのでございます。それらの事情をひとつ御理解いただきたいなと、こう思います。