竹本孫一の発言 (大蔵委員会減税問題に関する特別小委員会)

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○竹本小委員 いまいろいろ御説が出ているわけですけれども、私は結論的に、減税の問題は事務的処理では解決ができない、やはりこれは高度に政治判断を必要とする政治的決断の問題であるという取り組みでなければならぬというふうに思っております。いま正木さんからいろいろ御提言がありました。僕も大部分賛成ですけれども、政治的決断ということにはそういうことも含めて考えなければ、減税の問題は取り組めないという意味において賛成であります。
 ただ、平林さんから御提言がありましたように、臨時国会も近づいておるんだから、この辺でぼつぼつ一つの詰めというよりも結論を出すべきではないかというふうに、さらに積極的に私は思っているわけです。
 と申しますのは、これを延ばしてみても何が出てくるかということですが、まず第一に、国際経済の問題にしてもあるいはわれわれの日本の経済、さらには日本の財政の置かれている周辺の事情というものが特に変化をするというふうには考えられない。大体において、財政環境も経済事情もそう変わりないではないかということが第一点であります。
 それから第二点は、情勢のいかんにかかわらず、委員長もよく言われるように、これはわれわれに課せられた大きな政治的課題である。したがいまして、この問題を避けて通れないという以上は、早急に結論を出すべきではないかということであります。
 第三点は、政局の帰趨がはっきりしないとなかなか結論が出ないのではないかというように一方では考えられるわけですけれども、いま申したように、財政経済の内外の事情がそう変わるわけでもないし、それからわれわれに課せられた政治的課題は厳として変わりはないのだ。しかも幸いなことに、この委員会にはいま自民党さんがたくさん並んでいらしゃいますけれども、これらの財政経済の専門家を抜きにして別に名案が出る心配もない。
 そういうことを考えますと、ここで出した結論をひとつ、次のどういう内閣ができるかわかりませんが、いずれにしても政策課題として避けて通れない問題であるし、自民党さんもあるいは野党も含めていいかもしれませんが、それぞれの専門家の知能を結集して出した結論を無視はできない、あるいは変更するだけのいい考えは別に出るはずもないということになれば、大体この辺で結論を出して、それを新しい内閣にひとつ実行を迫るというか実行をしてもらうようにお願いをするということでいいのではないか。そういう意味で、政局の帰趨に余りとらわれずになるべく早く結論を出した方がベターではないか、こう思っております。
 以上です。

発言情報

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発言者: 竹本孫一

speaker_id: 34647

日付: 1982-11-19

院: 衆議院

会議名: 大蔵委員会減税問題に関する特別小委員会