対馬孝且の発言 (エネルギー対策特別委員会)

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○対馬孝且君 長官、いま時間がありませんから、私は長々とした説明は要らぬのです。
 端的に言って、石油は御案内のとおり三億六千六百万キロリッターから二億九千万に、石油価格の見通しなども踏まえて下方修正していますね。もちろんこれは六十五年度であります。そして、ずばり言うと、原発は、五千三百万に対しまして四千六百万キロワットに修正をしているわけです。これで見ていくと、それじゃ代替エネルギーの方はどうだというと、落ち込みがこれは半分でしょう、二・五%だから。これはどなたが見たってわかる。原子力がそれに比例してそれでは下方修正されているかというと、そんなもの、修正されていないんだよ。原子力の分はかなりウエートを置いて、俗に言うグリーンエネルギー、新代替エネルギーの方はぐんと、五〇%以下に下方修正している。この矛盾を私は指摘しているのです。
 そういう点からいくと、相変わらず政府の姿勢というのは、石油が多少よくなったから期待ができるのじゃないかというような、そこにまだ甘えの構造があるのではないかということと、やっぱり原発最優先の基本姿勢は変わっていないのじゃないかということですね。安全性と言葉で言ったって、それは計画どおりにいっていないじゃないか。こういう実態を踏まえれば、クリーンエネルギー、安全エネルギーというものについて、この間安倍通産大臣は私と同意見だと言った、むしろ代替エネルギーにこれから力点を置くべきだ、こういう主張だった。にもかかわらず、修正した率が非常に代替エネルギーの方が下がっているので、この点がやっぱり私は問題だと認識している。それをあなたは言葉で強化しようというのであれば、それじゃどういうふうにこれからやるのか。
 もちろんそれは七十五年度の時点では八%になっていますが、この点はむしろ六十五年の方が僕は大事じゃないかと思う。これからのエネルギーの位置の中で、六十五年のハードルを越えて七十五年に行くということが常識なんですから。その点を踏まえて、きちっとやるならやってもらいたい。やるという姿勢が、何かどうもね。これをきちっとしてもらいたい。
 それから、今回の長期見通しでは暫定という言葉がなくなったね。前の五十四年八月のは「長期エネルギー需給暫定見通し」、今回はそれを「長期エネルギー需給見通し」というふうに変えています。この「暫定」を外したということは、前とどういうふうに違うのか。この二点を明確にしてもらいます。

発言情報

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発言者: 対馬孝且

speaker_id: 11398

日付: 1982-05-12

院: 参議院

会議名: エネルギー対策特別委員会