福川伸次の発言 (エネルギー対策特別委員会)
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○政府委員(福川伸次君) いま御指摘のように、私どもも夕張新鉱の帰趨が幌内あるいは真谷地両炭鉱に悪い影響を及ぼしていくということはぜひ避けたいということでありまして、会社更生法の申し立てのときにも、日本銀行等を通じまして関係金融機関の御協力も十分お願いをし、現在までのところは操業の状態がずっと続いてまいっておるわけでありますが、いま御指摘の両社のうちでも特に幌内炭鉱、この点につきましては昨年の三月に新再建計画をつくって乗り出したわけでございますが、計画にそごを来しておるのが現実でございまして、それがまた資金面にはね返ってくる。
さらにまた、もし昨年の計画どおりに進んでおりますれば、ある程度夕張への支援、吸収もあったわけでありますが、いま先生御指摘のような事情でさらにそれがむずかしい状況に相なり、それに夕張へのある程度の支援をせざるを得なくなったといった波及があるのが現実でございます。
私どもといたしましては、今度、現在までは一応五十九年三月までを目標にいたしました再建のめどを立てて、関係金融機関の合意のもとで進めてまいったわけでありますが、今後この幌内炭鉱そのものを中長期的にどのようにしていくのか、あるいは、いま、幌内の災害以後、災害復旧資金の融資残高もありますし、そのほか異常債務と言われるものと考えられるものもございます。これをどのように解消していったらいいのか、さらにまた長期的にこれを北部に展開していくのがいいのか、あるいはもう少し深部化してもやっていけるのかどうかといった経営全体の見直しをしていく必要がある時期に差しかかってきていると思うわけでございます。
私どもも、従来のように、計画をつくってはそごを来すということではなくて、十分やや長期的なめどの立った計画をつくる。その場合、これは御承知のように北炭本社経由で販売をし、また金融の取引もいたしておりますが、一体、その北炭本社の経費の負担というもの、これもまた幌内あるいは真谷地にかぶってまいっておりますものをどう吸収するかといったような幾つかの問題がございますので、北炭自身としても、今後人事の刷新が期待されている時期でもございますので、この際ひとつ中長期的な抜本的な経営対策をつくって、そして関係方面の信頼を得るということの努力をいま促しているところでございます。
私どもといたしましては、五月いっぱいにもそのような計画を何とか出させまして、その間私どもとしても、当面の対策としてどういうことが現行制度の中でできるか十分検討してまいりたい。もちろん企業の労使の努力が基本ではございますけれども、夕張の波及がないような形に慎重に検討し、また今後の会社の努力を見守り、私どもとしてもそこの帰趨にはいろいろな観点から十分注意を持って見守り所要の対策を考えてまいりたい、かように考えております。