前島英三郎の発言 (公職選挙法改正に関する特別委員会)

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○前島英三郎君 前回五十五年の選挙公報を改めて読み直しまして感ずるところを松浦さんにお尋ねしたわけですけれども、ほかにも二、三お尋ねしたい点がございます。それは前回トップあるいは第二位で当選された方々が選挙公報において参議院の良識、参議院のあり方を明確にうたっているという事実がございます。
 まず、故市川房枝先生でありますけれども、選挙公報によりますと、「私の姿勢、立場、政策について」と題しまして次のように書かれております。「前と同様、参議院は無所属がよいとの信念から、無所属、革新として市民の立場にたち、」というようなきわめて明快な形で参議院のあり方を選挙公報でうたっております。第二位の隣におります青島さんは、「私の主張」は「政党の支配下にその存在意義を失った参議院を良識の府として再建する。」と、まず冒頭からうたっております。ほかにも、いろいろな方の公報を見てみたわけでございますけれども、みんな参議院というものを良識の府に育てようと、そういう立場で訴えているのに私も大変勉強になったわけであります。
 そこで、この二人だけでも有効投票の九%の得票を集めております。お二人の人格に対する信頼もありましょうけれども、主張と得票との関係もきわめて私は大きいと思うのです。つまり、単に無所属であるだけでなく、参議院のあり方についての明確な主張が支持されたと解釈すべきだと思うのです。残りのあるいは八割以上は政党候補に投票されておりますけれども、それは数字の詭弁でございまして、このような事実を自民党案の発議者はどのように受けとめておられるか。自民党の全国区の方々も異口同音に参議院というものをこの選挙公報では公約として掲げておられるわけです。その中にはやはり参議院を良識の府として党議に拘束されない立場の中でと、こういうことを皆さんがうたっておられます。金丸さんはどのようにお感じになっておられますか。

発言情報

speech_id: 109614226X01419820702_028

発言者: 前島英三郎

speaker_id: 8273

日付: 1982-07-02

院: 参議院

会議名: 公職選挙法改正に関する特別委員会