西岡武夫の発言 (文教委員会)
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○衆議院議員(西岡武夫君) お答えをいたします。
中心的な幾つかの理由を簡潔に申し述べてみたいと思います。
一つは、やはり学校法人化のための基準にどうしても達しないという園が残念ながら存在をしているのではないか、なりたいと考えているけれども、なかなか実際問題としては基準に達することができないということが、これが一般的な、基本的な法人化が行われていないという理由であろうと思います。
もう一つの問題は、先ほどもちょっと触れたわけでありますが、先々の幼稚園の経営に対して、就学前児童数が非常に減ってきている。大体、ここ数年来、年間就学前児童数全体の数で申しますと、四十万人前後、ずっと減少をしていっている、そういう状況の中で、将来の幼稚園の教育、幼稚園の経営に対しての不安がある。出生率等についても、厚生省の予測よりははるかに出生率というものが低下をしてきている、こうしたことも大きな理由の一つであろうと思います。
もう一つ、このことと関連をいたしまして、昭和四十六年に出されました中教審の答申の中で、義務教育の年齢を引き下げるということが一つの学制改革の方向として提示されているということもございまして、満五歳から義務教育化が行われるのではないかという不安が幼稚園関係者の中にかなり根強く現に存在をしている、こうしたこと。
このことと関連もするわけでございますけれども、冒頭に申し上げました現在の人口動態が非常に変化してきているという中で、これまで以上に保育所との関係というものも幼稚園の経営の将来に大きな不安を与えている。これがすべてではないと思いますけれども、多くの理由の中での主な学校法人化が進まない理由は、以上挙げましたところにあるのではないか、このように提案者としては考えております。