西岡武夫の発言 (文教委員会)

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○衆議院議員(西岡武夫君) お答えをいたします。
 ただいま粕谷委員から御指摘のございました岡田先生の詳細な調査に基づく幼稚園、保育所についての御研究の成果も私も拝見をしているところでございますが、一つはやはり粕谷委員すでに御承知のとおり、全国の保育所と幼稚園との普及が非常にバランスが地域によって違っているという実態がやはり一番大きな問題点であろうと思います。そういう実態を踏まえて、それぞれの地域における、市町村における実態に対応してこれからの幼児教育についてのあり方というものを考えなければいけないと思いますし、私どもも、ある一時期の時点で年齢で行政の一元化というものを達成すると、年齢で一つ区切ることによって一元化を達成するということが一つの一番、何と申しましょうか、明快な方法ではないかということを考えたことも正直に申し上げてあったわけでございますけれども、それでは解決をしないというふうに現時点では考えております。
 そういうことを考えますと、やはりこれだけ就学前幼児の数が絶対数として減少をしてきているという中で、しかも父兄負担、家計負担の格差が非常に存在をしていると。そういうことになりますと、いままでは幼稚園から保育所に子供さんをやった方が家計負担が軽減されるということが中心でございましたけれども、最近では公立の幼稚園が保育所のそばにできれば、満五歳になったときにはお母さん方はもう保育所からかえて公立の幼稚園の方に通園させるというような形で、保育所自体が経営の基盤が緩んできているという、そういうような実態も存在をしてきているわけでありますし、また一方におきましては、保育所の保育時間八時間という中で、幼稚園が求めているところの四時間の教育というものを行い、さらにそれに加えて四時間の保育というものが一体保母の皆さん方に非常に大きな負担になるのではないかというようなことも考えますと、これは根本的に保育所のあり方、幼稚園のあり方というものを考えなければ、安易に、非常に単純に物事を割り切って行政を一元化するということ、いままで論じられていたようなことでは済まない複雑な問題がここには存在をしていると、このように認識をいたしておりますので、私ども今回の提案を申し上げました自由民主党といたしましては、党内に幼児問題調査会を設置をしておりまして、現時点におきましては関係者の御意見をいま十分お聞きをいたして、それを一通りお聞きをいたした段階で、さてどうするかという作業に取りかかりたいという慎重な態度で対応をしているところでございます。

発言情報

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発言者: 西岡武夫

speaker_id: 16289

日付: 1982-08-05

院: 参議院

会議名: 文教委員会