田口一男の発言 (社会労働委員会)

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○田口委員 MEなんかの問題があって職業訓練、これも必要なことは言を待たぬのですけれども、もう一つ私は、並行して訓練の中に入れるかどうかは別として、労働災害ということも考えてもらいたい。
 去年かおととし、兵庫県でしたか、ロボットの殺人事件が一件あったのですね。ロボット殺人事件というと推理小説みたいなんですけれども、現実に一人起きております。私は、これは将来もどんどんとそういったものが普及をしてくると、あってはならないことですが、ロボット災害というものは出てくると思うのです。亡くなった現場をちょっと見たんですが、これは人間のわれわれの本能と同じですね。そのロボットはこういうふうに片手を上げ、下げする動作をするんです。ちょうど片手を上げたところで、ここで昼休みになったというのです。こう上げている。昼休みで、みんなこうなったままで、飯を食いにいく。そして、飯を食って帰ってきた労働者が、そのロボットのところへ行ってうっかりスイッチを押す。そうするとボンと殴られるわけですね。それから、これもまたよくあるそうですが、ぐうっと締める動作をするロボットがある。そして、こういうふうに両手を開いたままのところで昼休みになって、そのままの状態で飯を食いにいく。それで帰ってきて、やはり同じようにうっかりスイッチを押してしまう。そうするとロボットの手が動いて、首をぐうっと締められてしまう。待ってくれ、待ってくれと言ったって、向こうはロボットだから待ってくれない。それで大けがをする。こういう事例が、MEなんかが普及すればするほど出てくる。この辺の労働災害対策ということも、訓練と相まってやってもらわないと、だれの責任だということになるんですね。ここらのところもひとつ考えていただきたいと思うのですが、そういう用意がもう労働省にあると思うのですが、どうでしょう。

発言情報

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発言者: 田口一男

speaker_id: 28416

日付: 1983-02-22

院: 衆議院

会議名: 社会労働委員会