関根則之の発言 (地方行政委員会)

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○関根政府委員 料理飲食等消費税の温泉所在市町村への交付金の交付につきましての先生の御提言、お話はたびたび承っているところでございます。確かに、さらっとした論理できわめて明快に、ゴルフ場については交付ができるけれども、こちらについてはできない理由というのは実は非常にむずかしいわけでございます。
 どうしても一般論になってしまうわけでございまして、一つは、典型的に料飲税が相当大きくなる熱海でありますとか伊東でありますとか、そういう都市をとってみますと、確かにまとまりのある税収が入ってくるわけですが、温泉の所在都市だけについて料飲税の交付金制度を設けるわけにはいかない。料飲税について交付制度を設けるということになりますれば、どんなところの料飲税につきましてもやはり交付制度にのせていかなければいかぬだろうという感じがするわけでございます。その際、田舎の山村等に参りますと、細々とした一軒屋の旅館等がある、そこでわずかながらではありましょうが料飲税が上がっている、そういうものについてまで一律といいますか交付金を出していくことになりますと、交付金の額も勢い小さなものになってしまうということになります。そんなものはやめてしまって大きなところだけやれというお話もあろうかと思いますけれども、やはり税というのはある程度全国画一的な基準によってやっていかなければいかぬという性格もあるものですから、その辺のところがネックになっているといいますか、その辺がゴルフ場とは違うよという問題があるのではなかろうかと思います。
 確かにゴルフ場も税源が偏在いたしておりますし、料飲税も税源がきわめて大きく偏在をいたしております。ただ、ゴルフ場の場合には、一つのゴルフ場でもある特定の市なり町村なりにありますと、そこでまとまった税収がぽんと入ってまいりますから交付になじむ、事務的な経費と実際に入ってくる財源とを比較いたしましても、ほどほどの経費である程度の税収が得られる、そういったような問題もあろうかと思います。その辺のところがゴルフ場と料飲税とちょっと違うところではなかろうかという感じがいたします。
 いずれにしろ、税というのは、私どもは県と市町村の間ではそれぞれ別な税目の独立税というものを与えておって、県はこれこれこういう税金を取る、市町村はこれこれこういう税金を取る、全体として調和のある、県及び市町村にまんべんなく必要な財源が付与されるというような、いわば複数の税目によるタックスミックスというのですか、そういうものをうまくこしらえることによってやっていったらいいんだ、ある特定の税目だけを取り出して、これは地元の市町村に相当関係があるにもかかわらずそこからの税収が入っていないじゃないかと、そういう議論を余り各税目ごとにおやりいただくということになると、なかなか税体系の構成というのがむずかしくなってしまうというような感じがするわけでございます。
 しかし、これは先生の持論でもあるように承っておりますので、さらに私どもとしても引き続き検討をさせていただきたいと思います。

発言情報

speech_id: 109804720X00419830322_071

発言者: 関根則之

speaker_id: 3254

日付: 1983-03-22

院: 衆議院

会議名: 地方行政委員会