赤羽信久の発言 (科学技術振興対策特別委員会)

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○政府委員(赤羽信久君) 御指摘のとおり現在、政府の放射線に対する規制の基本を審議いたします放射線審議会におきまして、七七年の勧告をどう受け入れるかという検討をしている段階でございます。
 それで、その中にあります基本部会が先般、本会議に対しまして報告を提出したという段階にございます。そして、その基本部会の報告を今後実施に移すについてどうするかということが放射線審議会そのものでの今後の検討課題ということになっているわけでございまして、関係省庁と協議しながら、できるだけ早く結論を出すべく現在進めている段階でございます。
 その際の基本的な考え方でございますが、特に基本部会からリポートの報告書に加えて御注文といいますか、御指摘があったわけでございますけれども、ICRPといいますのは、個別の、たとえば年間五レムとかいう数字だけ独立して歩くべきものではなくて、ICRP全体を通しての一つの体系があり、考え方、哲学があるわけでございますから、それを総合的に取り入れてくれないと困る、つまみ食いをするようなことがあってはならないということが御指摘されております。そして現実に移す場合に、現実に扱いやすいような適用の仕方を工夫するということはあってもよろしいけれども、その場合でも全体の哲学にもとるような、あるいは説明がつかないようなことがあってはならないということも御指摘いただいているわけでございます。
 その件につきまして科学技術庁が、調整の立場からしまして各省庁を調整しながら、そういう基本的理念に背くことのないよう現在作業を進めて
いるところでございます。特に、御指摘の、放射線に当たる量というのはできるだけ少ない方がいいという思想、合理的に達成される限りできるだけ少ない方がいいというICRPの精神を随所に生かすような法令的な取り組み方、それから運用上のあり方というのを従来にも増して進めていくという方針で当たっているところでございます。

発言情報

speech_id: 109813913X00719830511_024

発言者: 赤羽信久

speaker_id: 20706

日付: 1983-05-11

院: 参議院

会議名: 科学技術振興対策特別委員会