菅野久光の発言 (農林水産委員会)
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○菅野久光君 ある意味で言えば、おくれたがために行革審の小委員会の報告で米価抑制というようなことなどがもう事前に言われておるわけです。そういう非常に何かそこら辺との関連があるのではないかという憶測はこれは当然できるわけで、極めて私どもとしてはその辺が、米審が開かれる前から行革審がそういうふうに打ち出すということに大きな問題を感じているわけであります。そしてこれだけ米審がおくれる。
農民団体は、米価の問題についてはやはり死活にかかわるということで、例年の日程を追っていろいろな大会なりあるいは宿泊なりを前もって用意をしておかないととれないわけです。一回来てまた帰ってまた来るということで、一回上京すれば大体北海道ですと九万から十万はかかるわけです。これは大変な経費です。そういったような米審の日程というものは、今までの慣例からいってもやはり全国各地からこの米審に向かって農民団体の方々が来るということも配慮をして、相当前もってその日程を決めてあけることが私は今までの慣例からいくと大事なことではないかというふうに思うのです。その決定が非常におくれたということが農民団体にも大変な迷惑をかけているということをひとつしっかり踏まえておいていただきたいというふうに思います。
そこで、近年の稲作が四年連続不作ということで米の需給は本当に大丈夫なのだろうかということを、これは私どもでなくてみんながやはり心配してきたというふうに思うんです。そういうような状況があるということですが、とにかく五十三年産の超古米がかなり在庫があるということで、食糧庁としてはゆとりを持っておったというふうに思うのですが、御承知のように何回も薫蒸している中でこの間の検査で臭素が残っていると。厚生省は、言えば、このことがあってから初めて暫定基準を五〇ppmに決めだというような事情などもあるわけです。
食糧庁ではその決定があってから、五〇ppmを超えない米については厚生省の指導もあって、それは出してもいいということで現在、それぞれの倉庫ごとかどうかは別にしても、とにかくそれぞれ調べて、そして出荷できるもの、できないものということでやっているようなのですが、今まで大丈夫だ、大丈夫だと胸をたたいてきたものが、胸をたたけないような状況になってきた。そういう意味では、今までの米の安全性という問題については国民はかなり疑問を持っているわけです。ある意味でいえば、食糧庁に対する不信感というものが非常に強いというふうに言えると思うのです。
北海道におきましても、労働者や消費者の団体であります北海道労農会議が五十三年産米の検査結果を明らかにするように国に求めているわけでありますけれども、またそれは公表されていないというふうに聞いております。食糧庁は、業務用などに使用されているものだというふうに言っておりますが、業務用は、何かそういうふうに言われると人間が食べないもののように聞こえてしまうわけです。しかし業務用は、外食等を通じて消費者の口に入るのはほかの米と同じことであるわけです。それだけに安全性の問題については非常に国民が敏感になっている。そういうことで、消費者の不安感を払拭して、食糧行政に対する信頼感をこの際回復する上からも、この検査の結果を公表すべきだというふうに思うわけですけれども、その辺のところはどのようになっているのでしょうか。