菅野久光の発言 (農林水産委員会)
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○菅野久光君 いずれにしろ、米の問題については、国民にも、生産者を含めて大変な迷惑をかけているわけでありますから、こういった質問といいますか、そういったことについてはできるだけ迅速に、そして懇切丁寧に答えてやるということが、この食糧行政に対する信頼感を回復していくことになるのだというふうに私は思いますので、できるだけ早くそういったような対応をとってもらうように、この機会に要請をしておきたいと思います。
次に、米の備蓄の問題であります。
水田利用再編の第三期対策等に関連してですけれども、政府は、食糧管理法に基づいて毎年米の需給に関する基本計画を定めて米の供給を行っているわけです。近年の需給の実態は、卸売業界では前年と同程度の需要があると言っているわけですけれども、それにもかかわらず各期とも供給量を大幅に削減している。五十三年産米を希望に応じて売却しているといいながら、一方では不足分は五十三年産米を充てるように強要してきていた。これは言えば、四年連続不作という中でありながらそういうことをやってきた、そこに今回のような問題が起きたわけです。しかも、それすらも在庫量がないということで制限を加えて、総体で前年よりも三ないし五%ぐらいカットしているという状況にあると私どもは把握をしております。
また、自主流通米も前倒しを促して、毎年新米を早食いして、今年は政府米も早食いしなければ追いつかないという状態だというふうに思うのです。その量は、農業専門雑誌などによると百万トンともまた百十万トンとも言われていて、綱渡りというものじゃなくてまさに刀の刃渡りのような状況ではないか。そういうことで端境期をつないでいかなければならない状態だというふうに私は思うのです。しかも、政府米の早食いで六十米穀年度の米を前借りするわけです。
それにもかかわらず、今米穀年度末の政府在庫は十万トンであるというふうに言われていると思うのですが、これも何のことはない、六十米穀年度の米の前借りをさらに十万トン余計にしているということになるのではないかというふうに思うのです。前借りをして十万トン残があるなどということは一般では通用しない言い方だというふうに思うのですが、こういったようなことがあげくの果てには韓国米に頼らざるを得ない事態を招く。そういうことで、基本計画というものは全く空文に等しいのではないかと言わざるを得ないわけでありますが、この点はどうなのでしょうか。