柿澤弘治の発言 (環境委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○柿澤委員 実は私もいろいろ都内の二十二区等と御相談をしているのですけれども、特に東京の都心部、先ほどお話ししましたように、高度成長の過程で人口が流出をし、そして工場が地方へ移転をする、そういう中で都心部の空洞化というものが目立っております。特に、江戸時代以来の古い町並みを残している下町の地域というものが、ある意味では、これからのアメニティーという意味で大事な要素を残しながら、しかし高度成長、産業発展の過程でその再編成がうまく新しい時代に適合できないで、地域社会にいろいろな問題を生じているということが現実にあるわけでございます。
そういう点を何とか改善をして、下町といいますか、古い伝統的な地域社会、町並み、都市景観というものを残しながら、潤いのある、しかも活気のある都市づくりをしていかなければいけないという機運が近年非常に高まってきておりまして、そういう意味では、特に隅田川周辺地域といいますか、荒川区、墨田区、江東区、また台東区、中央区等、大川端を再現しよう、そして江戸時代以来の伝統のある町並みを維持しながら二十一世紀的な都市をつくっていこうという動きが出てきておるわけでございます。
そういう意味では、ぜひその地域にも環境庁の快適環境整備事業のいろいろな御援助をいただきたい、こういう要望も出てきております。そういう点で、今私が申しましたような大都市における伝統的な景観と新しい都市施設の併存というものを考える、それがこれからの快適環境という意味では大きなポイントだと思いますし、六十年度の予算の中にも快適環境整備事業、政府原案に盛り込まれているわけでございますので、その点ぜひ執行の段階で十分配慮してもらいたい、こうお願いをしたいと思いますが、その辺いかがでしょうか。