黒田明雄の発言 (商工委員会)
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○黒田(明)政府委員 御質問の第一点の、技術開発力涵養のための施策を支えるための資金面の措置につきましては、中小企業技術高度化補助金というものを新たに用意しておりますし、中小企業金融公庫、国民金融公庫の特別融資枠というものも設定いたしております。さらに、信用力を補完する意味におきまして、現在の信用保証に新たに特例を設けまして、金額をふやすとか、一部について無担保の枠を設定することによりまして、担保力不足と言われます中小企業の研究開発を支援いたしたい、かように考えております。
また、組合の研究開発につきましては税制上の優遇もいたしますし、自己資本の不足によります研究開発のおくれが生じないように中小企業投資育成会社についての特例をつけ加えまして、こういった面にも配慮をいたしているわけでございます。
それから、指導助言の点でございますが、これも加藤委員御指摘のとおり極めて重要だと考えておりまして、既に技術指導の体制をとっておりますけれども、今回の技術開発計画の認定に当たりましては、国の機関はもとより、都道府県知事あるいはその部局におきます指導を強化するように手当てをいたしたい、かように考えております。
それから、最後の人材獲得の点でございますが、加藤委員御指摘のように、中小企業は確かに高学歴者それに技術者の不足に悩んでおりまして、何とか中小企業に優秀な大学の卒業生、とりわけ技術関係の学科を卒業した人々が好んで就職するようになることを私ども大いに期待しているわけでございますが、大きく分けて問題が二つあろうかと考えております。
一つは、現在の社会風潮と申しましょうか、えてして大企業の方に大学の卒業生が行きたがるという問題がございます。これを何とか改めていただきたいという気持ちが切実にあるわけでございまして、臨時教育審議会などでもこういった問題を取り上げていただければ大変ありがたいと期待をいたしているわけでございます。
翻って中小企業の側でございますが、中小企業の側におきましても、採用活動をもっと強化できないかという問題とか職場の魅力をいかにして高めていくかといった問題がございます。最近、中小企業の職場における満足度というのは相当に高いものがあるわけでございますが、現在まだ新規大卒者の就職を引っ張ってくるほどのものにはなっていないようでございまして、こういったものに努力しなければいけないと思います。
最後に、施策面では、中小企業大学校というものを現在私ども力を入れて拡充いたしております。こういった中小企業大学校の教育訓練を通じまして獲得された中小企業の人材ではございますが、その養成に力を入れてまいりたい、かように考えております。