原田昇左右の発言 (予算委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○原田(昇)委員 私は、昭和六十一年度予算三案について、自由民主党・新自由国民連合を代表して、政府原案に賛成し、日本共産党。革新共同から提出された編成替えを求めるの動議に反対の討論を行います。
昭和六十一年度予算は、財政運営に責任のある与党と政府が、歳入歳出両面にわたり、極めて濃密な協議、検討を行い編成されたものであり、現在の状況のもと、最善の予算であります。
以下、政府原案に賛成の理由についてその主な点を申し述べます。
賛成理由の第一は、国民的課題である行財政改革をさらに一層徹底したということであります。
すなわち、歳出面においては、経費の徹底した節減合理化に努め、一般歳出を五十八年度以降四年連続で対前年度以下に抑制するとともに、あわせて歳入面についても見直しを行い、可能な限り特例公債発行額の縮減に努めたところであります。
歳出面の見直しに当たっては、各種施策が長期的に安定的、かつ有効に機能するよう、老人保険、失業対策事業について制度の改革を行うとともに、補助金等についても、事務事業の見直しを徹底的に進めながら、補助率の総合的見直し等が図られています。なお、その際、地方財政への影響について、支障が生ずることのないよう財源手当てに万全を期しているところであります。
第二は、種々の工夫、努力により、内需拡大と景気対策に意が払われていることであります。
一般公共事業の事業費については、厳しい財政事情のもとではありますが、財政投融資の活用等により、前年度の伸び率を上回る四・三%を確保しております。
これに加えて、民間活力の活用を推進し、引き続き、財政金融政策の機動的運営を図れば、内需拡大と景気対策に必ずや十分な効果を上げ得るものと考えます。
第三は、我が国が、国際社会の中でその役割を自覚し、国際的責務を果たそうとする強い意欲が見られることであります。
すなわち、経済協力費及び防衛関係費において、経済協力第三次中期目標及び中期防衛力整備計画を踏まえつつ、質量ともに充実が図られており、高く評価すべきものと思います。
第四は、真に恵まれない人々に対する施策や未来を開く前向きの施策等については、財源の重点的配分を行い、きめ細かな配慮が払われているところであります。
具体的には、お年寄りや心身障害者に対する在宅福祉施策の充実、高齢者の就業機会の確保、教育環境の整備、基礎科学研究の充実などの施策の推進が図られております。
以上、政府原案に賛成する主な理由を申し述べました。
なお、日本共産党・革新共同の編成替えを求めるの動議は、防衛費の大幅な削減等を内容とするなど発想の基本が異なり、到底現実的な提案とは言いがたく反対であります。
以上申し述べ、政府予算三案に対する私の賛成討論を終わります。(拍手)