倉成正の発言 (予算委員会)
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○倉成国務大臣 お答えいたします。
ゴルバチョフ書記長の来日の問題については、御案内のとおり当方からゴルバチョフ書記長の来日を、年内もしくは来年の一月までに来られるようにという要請をいたしました。なお、私はニューヨークにおいて先方のシェワルナゼ外相との会談においていろいろと懇談をいたしましたけれども、先方は、米ソ会談のこともこれあり、ことしじゅうはいずれにしても無理だ、来年なるべく早い時期に来たいという返答でございました。その後カピッツァ次官が日本に参りまして、なるだけ日本に早く来たいという希望は申しましたけれども、その時期は申しませんでした。
我が方といたしましては、しばしばこの委員会でもあらゆる委員会でも申し上げておりますように、国会におきまして、また委員会において議決をいただきました北方領土の問題、すなわち我が国の悲願としております平和条約の締結のためには、北方領土問題の解決なくしてはゴルバチョフ書記長の来日が本当に友好かつ意義あるものにならないということをしばしば申し上げまして、政経不可分の立場であるということを申しまして、これを強く我が方の立場を相手に伝えておるわけでございます。しかし、先方はいずれにしてもこちらに来たいという希望を申しております。したがって、ボールは先方の方にあるわけでございますから、これについては時期をいつであるかということを私の方が今云々する立場にはないと思うわけでございます。
なお、ゴルバチョフが来日された場合にどのようなことが議題となるべきかという問題は、御承知のとおり先ほどから申し上げましたように、やはり平和条約の基本となるべき北方領土の問題、これは当然大きな議題の一つになると思います。同時に、国際情勢あるいはその他の諸問題について、広範な問題について、隣国であるソビエトとの関係において中曽根・ゴルバチョフ両首脳の間において会談が行われることは当然のことだと思うわけでございまして、そのー々がどのような内容のものであるかということは、先方の考え方もございましょうし我が方の立場もございましょうから、ゴルバチョフ書記長が来日の時期を確定した段階におきましては、十分事務当局においてその議題については詰めてみたい。また同時に、議題はそのようにいたしましても、なお首脳同士が会談されることでありますから、もろもろの問題がそれ以外に出てくることも予想されると思う次第でございます。