田中昭二の発言 (科学技術委員会)

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○田中参考人 お答えいたします。
 高温超電導を最初にはっきりと確認したのは私たち日本でございまして、その意味でアメリカは完全に私たちの後を追ったわけでありますけれども、その後直ちに急速にアメリカで広がりまして、アメリカの雑誌流に言えば津波が襲ったというほど急激だった。現在、アメリカの研究の主力になっているベル研究所であるとかIBM研究所であるとか、専門家の非常にたくさんいるグループが活躍しております。日本は最初火をつけたのですけれども、残念なことにそれほど大きな研究じゃございませんで、大学がばらばらにやっている、あるいは国立研が少数の人間でやっている、そういう状態が二、三カ月続いたわけであります。そしてニューヨークの三月十八日のミーティングに行った時点では、これはもう日本は危ないのじゃないか、そういうふうに思ったわけでありますけれども、四月のアナハイムの会議に出ましたときは、論文数で申し上げれば日本の大学も国立研も非常に健闘いたしまして、大体同数の論文が公表されるというような状態になっております、質はちょっと別ですけれども。それで、現在のところアメリカの方がやや有利という状態かと思いますが、世界におきましてはやはりアメリカと日本が二大強国でありまして、ほぼ肩を並べて走っているという状態であります。今後文部省、科学技術庁、通産省のとられる施策によってその状態はかなり変わるであろう、私はそういうふうに思っております。
 以上であります。

発言情報

speech_id: 110803911X00219870526_012

発言者: 田中昭二

speaker_id: 2308

日付: 1987-05-26

院: 衆議院

会議名: 科学技術委員会