上坪宏道の発言 (科学技術委員会)

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○上坪参考人 初めの問題でございますが、今私が御説明申し上げまして、日本の研究者が検討しております世界の最先端を行くような放射光の施設と申しますと、これは先ほども御説明申し上げましたようにエックス線の方に重点を置いた装置でございますけれども、この部分にかかわりますものは大きさが大体直径三百メートルから三百五十メートルぐらいを考えておりまして、これに必要な建設費は建物と装置で大体六百ないし七百億円、それから、その周りにつけますいろいろな測定装置まで入れますと約一千億円ではなかろうかというふうに考えております。
 それから、この部分に必要な人数でございますけれども、これはユーザー、使いに来られる方は現在の高エネルギー物理学研究所の放射光施設におきましても延べ千人を超しておると思いますので、産業界それから国立研、学界を含めますとやはり千人以上の方がお使いになると思いますが、今、内田参考人からお話がございましたようなメンテナンスする人数というのはやはり百数十人ということで、施設全体で三百人ぐらい必要なんじゃないかというふうに考えております。
 もうちょっと具体的に申しますと、高エネルギー物理学研究所の場合ですとビームチャネル、光を取り出すところが十七本ございまして、その周りに実験設備が幾つかついておりますので、全体で四十から四十五ぐらいの実験設備がございますが、アメリカだとかヨーロッパでいいますと、大体実験設備一つ一つに一人ないし二人の人がついておる。日本はそれが今お話がございましたように非常に少ない人でやっておりまして、高エネルギー物理学研究所の方はそのメンテナンスと、それから外来のユーザーに対するサービス以外に御自分の研究もしなければいけませんので、非常なハードワークになっております。こういったことを考えますと、こういう大型施設をつくりますときには、そういった外部のユーザーのサービスに当たる部門と、同時に中でしっかり研究して装置を改良し開発していくチームとがある程度ゆったりと仕事ができるぐらいの人間が必要なんじゃないかというふうに考えております。

発言情報

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発言者: 上坪宏道

speaker_id: 8450

日付: 1987-07-30

院: 衆議院

会議名: 科学技術委員会