黒田寛人の発言 (科学技術委員会)
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○黒田参考人 お答えします。
まず、軟エックス線レーザーに関してでありますけれども、これは今後の応用に関しましては、上坪先生の方からお話ございましたように、シンクロトロンのところで使えるところは全部網羅できる。さらに、そのシンクロトロンと相補的でありますけれども、その中にレーザーのコヒーレンス、要するに概念を持ち込んで、非常に輝度が強く、なおかつレーザーのコヒーレンスを持ったものをつくろう。そういう意味ではシンクロトロンも、自由電子レーザーを使って、やはりできれば紫外から軟エックス線のところのレーザーに持っていこう、そういう努力をしているわけであります。ですから、ある意味ではシンクロトロンで非常に広い波長をカバーすると同時に、シンクロトロンもアンジュレーターなどを用いて軟エックス線レーザーの方にできれば持っていきたい、そういう希望がございます。そういう意味で、単なる普通の光でなく、やはりそれをレーザーとして持っていきたいということで、応用範囲はシンクロトロンと同じと申しますか、場合によってはもっと原子のレベルに迫る、レーザーの特質を使った新しい原子レベルの変調の問題とか、そういう応用が出てまいります。
それから、私の理解では、そのテーマそのものを取り上げでそれだけを研究しているという機関は日本にはないように思いますけれども、少なくとも東京大学とか大阪大学とかあるいは理化学研究所とかプラズマ研究所とか、あるいはまたその他にもあるかもしれませんけれども、そういうところで正直言いますと細々ながら純粋学問研究、基礎科学として手がつけ始められている、そういうところだと思います。