高沢寅男の発言 (外務委員会)

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○高沢委員 確かに、核兵器がそうやって軍縮される、しかし通常兵器で見ればソ連側が強いじゃないかというような議論がヨーロッパ側に非常に強いと承知いたしております。そうなってくると、両者がお互いに不信感を持つ必要のない、そういうバランスのとれた水準に通常兵器も減らしていく、こういう話が今ヨーロッパでは既に現実に話し合いも行われているわけです。化学兵器もごらんのとおりです。
 この間なんかソ連は自分の化学兵器の基地を西側の代表に見せた。そこでこの化学兵器を解体する作業も見せた。今度はアメリカもそうするというふうなことで、これも進行しつつある、こう私は思うわけです。そういたしますと、もう核兵器、化学兵器あるいは通常兵器全体を含めて今や縮減する方向で世界の安全を、平和を確保していく、こういう方向が一つの流れになりつつある、こう言って間違いないと私は思うのです。
 そういたしますと、さて今度は日本の立場でありますが、今まではそういう軍縮の話し合いは米ソがやっておることだというふうなことであるとか、いやそれはヨーロッパでやっておることだというふうなことで来たような気がしますが、ここまで来ると、今度は日本の政府自体が、日本自体がその軍縮交渉の中でどういう役割を果たすのか、どういう発言をしていくのか。さっき申しました国際国家としての日本の発言力というのはまさにここだと思うのです。
 ここで日本が発言力を発揮していくということが非常に重要じゃないか。INFの縮減でヨーロッパでは確かに新しい情勢ができる。アジアもソビエトのアジア部のSS20百弾頭が廃棄される。これはアジアでも新しい状態。しかし、アジアにおけるそうした軍縮体制というものを進めるには、私はまだヨーロッパより一歩二歩おくれているという感じがします。じゃアジアの太平洋地域もそういう軍縮を進めるには一体日本はどうするか、こういうまた大きな発言力を発揮しなければならぬのじゃないか、こう思うわけです。
 今度マニラ・サミットもあることですし、いずれにせよそういうアジア・太平洋で日本がこの問題で発言しなければならぬチャンスはいろいろ出てくると思いますが、大臣、この辺の、日本が先頭に立って進めていくというこのことについての御所見はいかがでしょうか。

発言情報

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発言者: 高沢寅男

speaker_id: 6418

日付: 1987-12-04

院: 衆議院

会議名: 外務委員会