岡野裕の発言 (沖縄及び北方問題に関する特別委員会)
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○岡野政府委員 政務次官の私に御質疑をいただきまして答弁のチャンスをつくっていただきました。宮里先生本当にありがとうございました。
先生がおっしゃいますように、昨年の秋この仕事につかせていただきまして以来、三回ほど沖縄に参上することができました。と申しましても、私は役人生活が長かったものですから、在官当時から勘定いたしますれば何十回行っておりますか、そんなことでございますが、その沖縄にお邪魔をするたびに思いますのは、やはり沖縄の経済あるいは生活面におきますところの進歩が非常にはっきり出ているのではないかな。道路が非常に立派になりました。名護から沖縄まで結んだ高規格の幹線道路を今度は南風原まで延ばそうじゃないか、こんな予算も今できているわけで、また御審議をいただいているわけであります。
港も立派になりましたし、空港も整備されました。上下水道しかりであります。教育施設、学校校舎等々もよくなったな。また立派なビルディングが非常に目につくようになりましたし、総じて思いますのは、沖縄県民の皆さんのお顔がうんと明るくなったなということを身をもって体感をしているところであります。
先生もお話しになりましたし大臣からもお話がありました海邦国体、東京から千七百キロも離れているところであれだけ大きな成果をおさめたということは、県民百二十万の皆さんが本当にこれで自信を深められたのではないかな。
私は、役人以来引き続いて通信だとか放送という仕事をしてまいりましたので、南北大東島で人工衛星のおかげでビデオではなくて生でちゃんとテレビが見れるようになった、よかったな、あるいは二月以降先島も、離島間の通信もちょうど那覇から名護に電話をかける料金と全く同じ三十円ということになりましたので、これもNTTもいいことをしてくれたものだな、こう思っているわけであります。
さりとは申しましても、政務次官に発令をいただき、現地をお訪ねを申し、また事務局の立派な皆さんから現状の報告をつぶさに受けますと、やはりまだまだやらなければいかぬことが数多いな。県民所得をつかまえてみましても、全国平均から見ても、十五年前は六〇%でありましたものが七四・五%になった、まことに立派だな、先輩の皆さんのおかげだなと思うのではありますが、私の田舎の東北よりもまだ劣っている、最下位だということであります。特に大臣もお話しになりました雇用関係では、まことに残念でありますが、失業率は全国から比べますと約二倍の数値になっているということであります。
ということでありますならば、やはりこれから産業基盤というものを十分整備をし、その上に立って雇用対策を中心に沖縄が経済的にも自立体制ができるような基礎づくりをすることが私どもに課せられた仕事ではないかな。農水産関係についても、立地条件を考えましても本当にこれから多くなすべきことがあろうと思います。組踊のお話がありましたけれども、沖縄は伝統に輝く立派な文化遺産というものも持っておりますので、これに新しい着物を着せなければいかぬのではないか。それから、在来の産業を栄えさせると同時に、やはり付加価値の大きい新しい産業も導入していったりなどなどと、現地に参り勉強しますればするほど、私ども任重いものがあるなということを痛感している今日であります。
幸いにいたしまして、積年にわたって御指導いただいております大臣、粕谷先生のもとで働かせていただける。粉骨砕身、一生懸命頑張りまして、今後の沖縄の発展のために努力してまいろう。指針も、第二次振興計画あるいはまたその後期の展望と戦略というような提言もいただいてありますので、これからも先生の御指導を賜りたい、このように思っているところであります。よろしくお願いいたします。