宮里松正の発言 (沖縄及び北方問題に関する特別委員会)

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○宮里委員 最近環境保護に関する国際組織、略してIUCNと言っておりますけれども、総会で、この新石垣空港の候補地になっております白保地域での建設を見直したらどうかといったような決議などもあります。そしてそこの種の保存委員会の事務局長をしておりますスティーブン・エドワーズという人などもお招きいたしまして、日本環境会議が先般石垣市でシンポジウムを開催する予定にしておりました。
 ところがそこへ新石垣空港の建設がいつまでたっても実現しないことにいら立った賛成促進派の市民の方々が参りました。新聞の報道によりますと約千人ほど参りまして、自分たちもそのシンポジウムに参加をさせて意見を述べさせてくれ、こういう要請をしたようであります。そこでこのシンポジウムは、平穏に学際的なシンポジウムができないと、新聞報道によりますとそのような形で中止になったようであります。
 そこで、新石垣空港は、前回も指摘いたしましたように現在の石垣空港がもうどうにもならない、極端な言い方をすると暫定許可という形で今綱渡りをするような気持ちで石垣空港は運航している、こういう状況であります。そこで一日も早く白保に新石垣空港をつくってちゃんと基準に合った安全性の確保された空港を確保していきたい、そしてまた本格的な空港をつくることによって石垣地域の地域振興を図ってまいりたい、こういうのが石垣市民を初め八重山郡民の長年の念願である。
 そこで、運輸省にも新石垣空港建設の必要性について重ねて確認を願ったところでありますが、開発庁ひとつ、今予定をしております白保の建設予定地というものは県と石垣市が長い年月をかけ石垣地域をつぶさに調査をし、ここ以外にないんだ、最終的な案を出し、地元の漁民を含め九十数%、ほとんどの人の了解をとって行政上の手続を積み上げられて今日に至ったはずである。よそから来て、その場所にはアオサンゴがあるからそれを保護するために計画を考え直したらどうかというようなことは、私は地元に対しては非常に僣越だろうと思うのです。民主主義の世の中、地元の人たちが総意を結集してここでいこう、こういう結論を出しているわけです。本来ならば素直にそれを受け入れてその計画を進めるのが建前であろうと思います。
 そして、確かに滑走路の建設予定地の南側、一番近いところで七、八十メートル、中心地域から遠いところで百五十メートルのところにアオサンゴの群生がある。それはまた相当年月のたった、相当発達した、よそでちょっと見られないものです。しかし、そこはアオサンゴだけである。滑走路になる地域、ほかの地域に比べてそれ以外の別にすぐれた産業があるわけでもありません。そこで、開発庁はこれまで県と接触してこられて、果たして建設予定地が変更可能なものなのかどうか。またそこで、現在の白保地域以外に適地があると考えられるかどうか。その点についてこれまで接触した過程でのお話をお聞かせ願いたいと思うわけでございます。

発言情報

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発言者: 宮里松正

speaker_id: 25709

日付: 1988-03-24

院: 衆議院

会議名: 沖縄及び北方問題に関する特別委員会