中村哲の発言 (沖縄及び北方問題に関する特別委員会)
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○中村哲君 北方領土という北の端と沖縄という南方の端と、両方の問題をここで論ずることになりますので、ただ、私ども昨年沖縄の現地に参りましたものですから沖縄の方を先にやらせていただきます。
沖縄は、本土に復帰して以来十六年がたっておりまして、私も沖縄には、私自身が自分の大学に沖縄文化研究所というものを開設いたしまして復帰を記念したものですから、もう何回も行っております。しかし今回のように政治、社会、経済の問題を正面から考えることをしてまいったわけではありません。むしろ歴史的な研究をしてまいったわけです。
それで、昨年参りましたときに沖縄の現地の司令官に面会したいと申し出ましたところ、日本の国会関係者としては初めて面会する機会が得られました。まあ武人のことでありますから総合的な沖縄及び太平洋の全体の問題とか、あるいは作戦とかそう知っているわけではないと思います。私は復帰以前も必要があって行こうと思いましたけれども、駐留軍の方から認可されませんでした。谷川徹三総長と一緒に行こうとしたら行けませんで、復帰しましたら直ちに行きました。
それから随分沖縄は、政治的にも経済的にも発展しておりまして、今から十六年も前、復帰のときどうなるかと思いましたけれども、非常に順調に、そして今回はさらにNTTの株式売り払い収入というものを特別に付加されまして、最初に考えられたよりは政府側の援助がありまして非常に幸いだと思っております。ただ、これは償還をいずれはしなければならないわけでしょうけれども、政府として明年以後どういうふうな形で大体続けるつもりでおられるのでしょうか、お聞きしたい。