中村哲の発言 (沖縄及び北方問題に関する特別委員会)

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○中村哲君 台湾と中国とは、お互いに自分の方が中国なんだという立場をとっているものですから、相入れないようです。それは建前だけであって、実質的には、殊に台湾の新政府ができてからだと、彼は台北帝大の卒業生であります。そして、台湾は割にナショナリズムが一方で強いんですが、それらも非常に円滑に島内の統治がやれるようになってきているように思います。それからまた同時に、香港や中国大陸との交流をかなりじかにやるとしてきている。そういうときに沖縄が途中に入っても随分事情は変わってくるんじゃないか。
 それからもう一つ、最近の中国は海南島の開発をやろうと、こう言っている。私は海南島は戦場で知っているんですけれども、あそこは九州とそう違わないと思うんですが、一部は非常にまだ開発されていない農地でありますけれども、片一方は欧米の影響がありまして、オランダなんかの影響がありまして、南方の市街地のような風貌をしたそういう都市が、海口なんてありますが、しかもあそこは日本とも関係のあった汪兆銘の出身地であります。それから大体中国の革命家はみんな南方からということになっていて、皆さん方の知っている人は大体南方の華僑と共通した民族出身と言っていい。殊に鄧小平にしてもあれはみんな南方中国の人でありますので、したがって新中国はかなり力を入れると思うんですよ。そういう中で沖縄がああいうフリーゾーンなんていうのをつくるのは、やっぱり構想をもっと大きくしてやられるといいと思います。それはその程度で。
 それから、今度の予算の中で、たしか久米島に
ジェット機の基地をつくる、こういうことがあって、それでその準備をするための費用が入っておりますから、したがって久米島の空港、相当強化されてくると思います。
 この久米島という島は、歴史を申しますと、沖縄が中国と関係を持ったときの中継地的な役割をしているんです。沖縄から中国へ船が行くときに、久米島あるいは久米島の沿岸でいろいろ水を補給したりなんかしている。久米島は従来からレーダーの基地になっているんですが、そういう意味では東シナ海全体に対するレーダー基地としての軍事的な役割を持っていると思っておりますが、そこにジェット機が発着するために拡大するというときに、何か従来、久米島へ行くときは小さな飛行機で、非常になごやかな感じだったんですが、それが今度ジェット機が飛行するような基地になるというのは、ちょっと心配することもないではないんですが、実際の飛行場はどういうふうにつくられるんですか。

発言情報

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発言者: 中村哲

speaker_id: 17126

日付: 1988-03-30

院: 参議院

会議名: 沖縄及び北方問題に関する特別委員会