永井孝信の発言 (交通安全対策特別委員会)
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○永井委員 どうも今の答弁は、私の質問にまともに答えていないのですね。私が言っておりますのは、三年後の見直しということをあえてここで
申し上げたのですが、シートベルトを締める率がどういう推移をしていくか、そんなことを聞いているのではないのです。道路網のあり方も、あるいは産業構造の変化によって物流の関係も変わってくる、いろいろな状況があって今の交通戦争が起きているわけでありますから、そういう基礎的なデータのとり方とか予測の仕方においてかなり見通しを誤っておったのではないか、こう私は言っておるのであります。
だから、交通安全施策というものが後追いになってはいけませんよ、すばらしい人たちがそれぞれ担当でいらっしゃるわけでありますから、もっと先見的な立場に立って総合交通政策というものを進めていかなければいかぬのではないかということを私は申し上げているのであって、個々の一つ一つの現象を今お聞きしているのではないのであります。
これは時間がありませんから、あえてそのことを申し上げて次に入りたいと思います。
さて、公安委員長、道路交通法の改正が御案内のように今参議院でかかっていますね。近年ずっと改正が行われてきました。何も私は、法律をつくって取り締まればすべてが終わるというものだとは思っていませんけれども、やはり法の整備というのは非常に重要だと思うのです。この道交法の一部改正が再三にわたって行われたけれども、歯にきぬ着せずに申し上げますと、言えばその場その場で継ぎはぎ的にやってきたのではないかと思うのですね。
かつてこの交通委員会におきましても、シートベルトの着用問題については法案の審議をいたしましたね。したがって、シートベルトの着用が義務づけられた。駐車違反の厳しい取り締まりも改正されて実施をされている。そして今かかっている道交法改正の中には、法的な言葉で言うよりも一般的な言葉で言うと、暫定免許という形を取り入れられようとしている。
道交法の改正というのは、その場その場でやられるんじゃなくて、これだけ交通事故がふえてきたのですから、ここでちょっと大変ですけれども、道交法全部を一遍洗い直して全体的な改正を考えてみたらどうだろうか。どのように変えろということを私言っているんじゃないのですよ。その場その場で部分的に改正することも大事ですけれども、これだけの車社会になってきたのですから、道交法の改正というものをひとつ抜本的に考えてもらったらどうだろうか、また考えるべきときが来ているのではないか。
その中には、例えば、交差点がどんどんできまして出会い頭の事故も多いということを考えると、交差点の周辺の駐車違反についての法の規定の仕方についても考え直すべきときじゃないかとか、あるいは危険防止のための措置を具体的にどのように道交法の関係で処理をしていくのか、あるいは、後で触れますが、過積載などの取り締まりについても、これは運転手だけではなくて、荷主の関係にも法的にもきちっとその規制が及ぶように、これは一つの例でありますが、こういうことも含めて全体的に考え直すべきときが来ているのではないかと思うのですが、どうでございましょう。