高原須美子の発言 (本会議)

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○国務大臣(高原須美子君) 資産格差の拡大についての御質問にお答え申し上げます。
 金融資産につきましては、近年の株価の急上昇は、株式保有の割合の高い高資産保有階層の金融資産残高を高め、保有階層間の格差を拡大する影響を持ったことは否定できません。また、近年の大都市圏における地価の上昇は、一面では、土地を所有している者の資産価値を増大させ、他面では、住宅取得費用の上昇により、土地を所有していない者の貯蓄などの資産を実質的に減少させるなど、両者の間の資産格差を拡大する影響を持ったと見られます。
 企画庁が行いました昭和六十三年度国民生活選好度調査によりますと、格差に対する国民の意識は、個人の選択や努力などによる格差については容認する度合いが強く、格差があることを一概に悪いとは考えておりません。しかし、地価高騰のような個人の力が及ばない外部的要因による場合には国民の不公平感につながると考えており、勤労意欲などにゆがみが生じるおそれがございます。
 この個人の力の及ばない要因に対しては対策が必要であり、政府といたしましては、こうした弊害が生じないよう、総合土地対策要綱に沿って一極集中の是正、土地の有効・高度利用の促進等による土地対策の推進、土地評価制度の見直し等による地価形成の適正化等、諸般の施策において十分配慮してまいりたいと思っております。(拍手)
   〔国務大臣鹿野道彦君登壇、拍手〕

発言情報

speech_id: 111615254X01219891213_007

発言者: 高原須美子

speaker_id: 30392

日付: 1989-12-13

院: 参議院

会議名: 本会議