大野明の発言 (運輸委員会)
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○大野国務大臣 ただいま佐藤先生から二十一世紀を展望するような非常に高邁な御意見を伺いまして、今私が読ましていただいた所信と違った本音をという話でございます。
本音というよりも、私は政治家として、現在の我が国、本当に戦後四十数年でこんなに立派になるとはだれも想像しなかった部分があると思います。それは国民各位の努力、勤勉、いろいろなものが日本を支えてきたということは言うまでもございませんけれども、時速五キロでしか走れない道路を知っているかと言われて、私知りませんで本当に申しわけないと思いましたけれども、現実そのとおりですね。
そういうようなことを毎日私どもは経験しているわけですから、これはもう一極集中でなく多極分散しなきゃならないということは、口で言うはやすく、なかなか行うはかたいということがあるかと思いますけれども、本当に本音の部分で言わしてもらえれば、こういう多極分散するためには、何をやるにしても、たとえ先生の地元の秋田県でいい構想をお持ちになっても、まずアクセスの問題が解決しない限りは、これは宝の持ちぐされということになるわけでありますから、これは何としてでも、陸海空を問わず何らかの形でやはり地域開発に貢献するようなことをするのが運輸行政の第一番に大切なことだ、こういうふうに私は考えております。
特に、国土の均衡ある発展、繁栄、これを期するのが、今度は運輸行政を離れて政治家としての務めですから、佐藤先生も地元で頑張っておられるし、ここにおられる先生方すべてがそういうお気持ちであろうと思いますけれども、それが結局、我が国の二十一世紀に対して今考えるべきことであると同時に実行しなきゃならないことです。しかも冒頭におっしゃられた国際社会に対して貢献するという意味においても大切ですし、それには私が特に痛感しておるのは、日本の空港は本当に、世界の一流国と言われ経済大国と言われても、現在のような空港で果たして国際社会に対して責任が持てるのか、貢献ができるのか、こういうようなことを考えても、これは何としてでも私どもが本当に真剣に対応しなきゃならない。
そして地域社会に貢献するためには、新幹線の話もございました、リニアの話もございました、空港の話もございました、また同時に、これからの世界の情勢、アジアの情勢を考えていっても、裏日本と言うと怒られますけれども、そういう日本海側が港湾施設なんかもぎりとこれからますます重要になると思います。こういうものも含めて、そうしてまた国民が、今も申し上げましたように経済大国になったというけれども、実感としてない部分、やはり心のゆとりを持てるような観光政策というかレクリエーション施設というか、こういうようなものも含めて地域開発、振興に私どもも大いに努めていきたい「こう考えております。