海部俊樹の発言 (予算委員会)
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○海部内閣総理大臣 一言で申しますと、南西アジアの四カ国にはそれぞれ立場とかいろいろ要請されることのニュアンスの違いは、国が違いますから確かに違いはありましたが、全体としてやはり自分の国の力をつけていかなければならぬ、そして、そのために日本のきょうまでの経済援助それから技術協力、そういったものを一層期待するという気持ちが非常に強かったかと。首脳の皆さんと直接話し合って、日本がアジアの一員だという考え方に立って今後もいろいろなことをしていく。同時に、経済協力のみならず、文化面の協力も遺跡の問題等についても御協力をさせていただきたい。同時に、それらの国々と本当に相互理解を深めていくためには、あすを担う青少年の皆さんの交流も大切だというので、南西アジアの青年、今後五年間にとりあえず五百人招待しますから日本へ見に来てください、日本を十分理解するために来てください、こういう提言もいたしました。
そのほか、技術者やあるいは研究者、学者の問題等も出ましたけれども、一様にそれらの事々についてはさらに両国の関係を深めながらアジアの安定とアジアの平和を確実なものにしていくためにはどうしたらいいか、それぞれ三国間の話もしましたし、同時に、御承知のように南西アジア地域はSAARCという連合体をつくってSAARCの内部でいろいろきょうまで努力が続いてきておりました。私は、SAARCが域外国との関係も望まれるなれば、日本としてもSAARCを通じての南西アジアへの御協力もいろいろ考えていきたいということを申しましたら、これは各国首脳とも賛意を表してもらえました。
帰りに寄りましたインドネシアは東南アジアの議長国でありますから、南西アジアとはいささか趣が異なっておりましたが、今や離陸する経済的な体質改善、構造改善の最中でありまして、きょうまで頼っておった石油製品の輸出よりも非石油製品の方の比重が大きくなった。さらに日本が適切な協力、貢献を続けてくれれば、何かこの今の五カ年計画が終わったときには、できれば自力ですべてできる国になりたいという大きな目標を立てて大統領が話しておられたのが非常に印象的でございました。
以上でございます。