原田昇左右の発言 (予算委員会)
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○原田(昇)委員 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となっております平成二年度予算三案について、政府原案に賛成し、日本共産党から提出された編成替えを求めるの動議に反対の討論を行うものであります。
平成二年度予算は、内外の諸情勢を踏まえ、かつまた、来るべき二十一世紀をも展望し編成されたものでありまして、現状において編成し得る最良、最善の予算であると考えるものであります。
以下、政府原案に賛成する主な理由を申し上げます。
賛成の第一は、特例公債依存体質からの脱却という財政再建の第一目標を達成したことであります。
平成二年度予算において、実に十五年ぶりに政府の悲願であった特例公債依存体質からの脱却を実現し、財政再建の第一目標を達成いたしました。好調な税収に支えられているという幸運に恵まれたとはいえ、十五年の長きにわたる政府の粘り強い努力と熱意を高く評価するものであります。
賛成の第二は、社会保障関係費の拡充を初めとして国民生活の充実等、時代の要請に的確に対応した予算となっていることであります。
すなわち、社会保障関係費について、来るべき高齢化社会に向かって活力ある福祉社会を形成していくため、総額十一兆六千億円強を計上しており、前年度比六・六%増は本年度予算の一般歳出の中で最大の増加額となっております。また、公共事業関係費、中小企業対策費、農林水産関係費、文教及び科学振興費についても、めり張りのきいた予算措置が講ぜられております。これらにつき高く評価するものであります。
賛成の第三は、我が国が経済大国として国際社会で積極的に貢献する予算となっていることであります。
政府開発援助は、世界に貢献する日本外交の重要な柱であります。平成二年度予算においても第四次中期目標に沿ってその着実な拡充に努めており、適切な措置と考えるものであります。また、防衛費については、中期防衛力整備計画に沿ってほぼ一〇〇%の達成を見たことは極めて妥当な措置と考えるものであります。
賛成の第四は、消費税の見直しが行われていることであります。
消費税は着実に定着しつつありますが、何分にも新たに国民に広く負担を求める税制であるため、国民各層からさまざまな意見や指摘がなされていることを踏まえ、現時点で最善と考えられるような見直しを行ったものであります。
以上、政府原案に賛成する理由を申し述べました。
なお、日本共産党の編成替えを求めるの動議は、発想の基本が我が党と全く異なる立場に立ってのものであり、到底現実的な提案とは言いがたく、反対であります。
この際、予算委員会審議について一言申し上げます。
平成二年度予算の審議が最終段階において滞ったことはまことに残念なことでありますが、総括質疑から分科会に至るまでの間、審議が整々と行われたことは評価すべきことであります。今後の予算委員会の審議に際しましても、与野党とも責任を持って真剣な政策論議を行い、国民にわかりやすい審議が行われますことを切に希望する次第であります。
以上、申し述べ、政府予算三案に対する私の賛成討論を終わります。(拍手)