向準一郎の発言 (商工委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○向政府委員 お答え申し上げます。
今御質問ございました定期検査の実態でございますが、先生御承知のとおり、原子力発電所は毎年一回定期検査をするということになっておりまして、原子力発電所の運転をとめまして各部を点検するわけでございます。これは約三カ月かけまして各部を精緻に点検をするということになっておりまして、諸外国に比べても相当長い期間をかけてやってきているものでございます。
それで、今回に関係します蒸気発生器、これにつきましては、蒸気発生器には細管がたくさんございますが、これにつきまして全数渦電流探傷検査、ECTでやってきておるということで、一〇〇%の細管調査をするということは日本だけでございまして、ほかの国は抜き取りで検査をしているという実態でございますが、我々、やはりこの細菅の重要性ということで一〇〇%やってきているわけでございます。
それから、この細管が定期検査で損傷等が見つかりますと、プラグをするなり対応措置をとってきているわけでございます。それで、今御質問がございました、どの限度になれば安全性あるいは取りかえということになるのかという御質問でございますが、我々、例えば、これは極端な例でございますが、五〇%プラグをしたような状態で炉心の冷却、ECCSの機能的に見まして問題がないかどうかというレビューをしておりますが、五〇%プラグをしても、ECCS、炉心冷却という観点では問題ないという確認をしております。
それから、出力の維持ということを考えますと、炉によっていろいろ違うわけで精密な計算をする必要がございますが、約三〇%ぐらいまでがプラグをすることで定格出力が維持できる限度ということでございます。それで、今原子力発電所につきましてプラグをやっておりますのはこれよりも低いレベルでございますが、定期検査で期間がかかるとか、あるいはもう少し、経済性その他の観点から、低いレベルでも蒸気発生器の取りかえという議論も電力会社の一部ではなされているわけでございます。それで、そういうことにつきまして海外ではかなり実績がございますし、電気事業者からそういうような申請が出てくれば、我々は、その取りかえについても厳正な審査をしてやっていきたいと思っております。
以上でございます。