対馬孝且の発言 (社会労働委員会)
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○対馬孝且君 ぜひできるだけ早く遺族のもとにお知らせをして、遺族の方々の要望にこたえることが行政の最大の当面の課題であるということで、早期に実現されることを切望しておきます。
いま一つの問題は、昨年六月に我が国で開かれましたシベリア抑留をめぐるシンポジウムがございました。このときソビエト側の極東研究所長でありますキリチェンコ氏は一九四九年の時点で墓地の数が三百四十一カ所あった、埋葬者は三万四千四百二十二人であり、その後一九五九年には百七十八カ所の墓地が閉鎖されたと述べております。閉鎖された百七十八カ所の墓地はその後工場用地などに化したためにほとんどなくなってしまった、こういう問題がソビエトの極東研究所長によって指摘をされているのであります。この墓地に埋葬された人たちは約八千六百人、そのときにそう言っております。
この方々の遺族の墓参が不可能になっている現状でありますが、シベリア抑留後相当な時間を経過しているわけでございまして、もはや墓がなくなってしまった事態などを考えますと、私は今なお不明な遺族の方々の気持ちは本当にやるせない気持ちではないかと、こう思うんであります。今度の日ソ共同声明においても、墓参を行う場合には、当該他方の国の政府は墓参の実施のための必要な便宜を与えることを合意をいたしたと聞いております。
とにかく政府は、早急に墓地の状況を把握し、遺族の方々の速やかな墓参及び遺骨収集の実現をすべきだと思うのでありますが、政府の対応についてお伺いをしておきたいと思います。