明石康の発言 (国際平和協力等に関する特別委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○明石参考人 上原先生おっしゃいましたとおりカンボジアに対する貢献、国際貢献の重要な一部でございますけれども、それを金、人、物のいずれの面においてもいろいろやることがあるという大変勇気づけられるも言葉を今お聞きしまして、ぜひその諸方面においてきめ細かく日本のできることを率先してやっていただければと思っております。
 金の面では今先生おっしゃったとおり、単に割り当てられるそういう分担金、これは税金に当たる部分でございますけれども、これは日本の分担分一二・四五%ということ、これを払うのは当然のことでございますが、明らかに日本に対してはそれ以上のことが期待されておりますし、アメリカのそういうPKOの分担分は三〇%強でございますけれども、アメリカとしてはその分担分プラスアルファの拠出、そちらの方については特に日本に色よい積極的な態度を期待しておりまして、その両方を足した総額が国際社会の総額の約三分の一ないしは三割というところをアメリカあたりは期待しておるように私は感じております。ですから、分担金の方が一〇%でございましたら、拠出金、その寄附に当たります拠出の方は五割ないしは六割ということで、その両方をならした場合に三分の一ないしは三割ということになるくらいのことがお願いできると非常にいいなと思うのでございます。
 それから、これはちょっと蛇足になりますけれども、またカンボジアとは直接関係ないかもしれませんが、平和維持活動というのはこれから世界各地で頻繁に起こることでございますし、アジアにおいても起こることだと思うのでございます。それで、その国連のPKOが敏速に行動できるように、立ち上がれるように、必要な物資の集積所を日本にでもアジアのほかの国でもどこかにつくっておくということが一つ大事ではないかと思います。
 それから、北欧諸国とかカナダが既にやっておりますようなPKOに必要な要員のふだんからの訓練、これはやはり訓練の積み上げがないと、やたらに人を送っても役に立ちませんので、そういったようなものを日本が例えばアジア諸国と協力してつくっておく、そのことで国連が行動する場合に、人の面でのオプションがいろいろできるというふうなこと、そういうことで、国連物資集積所と国連PKO、これは広義のPKOという意味で、軍事面のみならずその他の面でも活動できる専門要員の養成ということをやる。そのことがまた日本とアジアの間のいろいろな相互理解にも貢献すると思いますので、何でも日本だけでやるのじゃなくてそういう形での貢献も考えてほしいと思いますし、青年海外協力隊でもその国連ボランティアの形ですぐ提出できるような訓練もしていただけるとありがたいと思いますし、物の面におきましても、日本の先進的な技術力でもって将来は、そういうカンボジアなんかに五百万ないし六百万と言われておりますプラスチック爆弾、これは在来の検出手段ではなかなか見つからないわけでございますね。気の遠くなるような探知作業を続けなくちゃいかぬわけでございますけれども、こういうことについても日本の技術で開発ができないものだろうか。そういう意味では、日本がしなくちゃいかぬことできることのリストは非常に長いリストになると思いますので、そういうことで積極的な御検討をいろいろお願いしたいと思います。

発言情報

speech_id: 112304306X00219920311_018

発言者: 明石康

speaker_id: 32147

日付: 1992-03-11

院: 衆議院

会議名: 国際平和協力等に関する特別委員会