岡野裕の発言 (国際平和協力等に関する特別委員会)

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○岡野参議院議員 もうこれは昨年の暮れのことになるのでありましょうか、今御審議を賜っておりますところの政府原案、これが私ども参議院に回ってまいりましたときに、当院の方で一部修正点がございました。その修正部分をひっ提げまして、私どもの参議院でその趣旨説明をなされたのは、これは船田先生だったと記憶をしているところでありますが、もうあれから半年ぐらいの月日がたったようであります。
 先生がおっしゃいました百有余時間にわたって審議をしてまいりましたので、半年があっという間に過ぎた、そんな感じはするわけでございますが、あのときも先生の修正は、いわゆる基本部分についてはいささかも手を触れられることがなく、いわゆるPKOが閣議決定されて二年たったならば、そうして加えて、さらにその業務を継続をしようという場合にはひとつ国会承認にかけようというのが御趣旨だった、こう思うわけであります。私どもが修正提案をいたしました点も、私、きのう趣旨説明をいたしました中でこんなお話をいたしました。
 「この修正は、これまで行われてきたこの法律案についての審議を踏まえ、我が国として早急に有効適切な国際協力を進める体制をつくる」、これは法一条にうたわれている部分に相応するわけでありますが、その「見地から、政府原案の基本的な考え方と枠組みはこれを維持しつつ、その上でこの法律案に対する一層広範な国民の理解と支持を得ていく」、かような趣旨で行うものである、こういうふうに申したわけであります。
 先生お話がございましたように、大体大まかに言って三点でございます。
 よく凍結、凍結と言われるわけでありますが、自衛隊員によって行われますところの、部隊によって行われますところのPKF本体部分、これにつきまして、国会の原則事前承認、閉会中あるいは解散のときにおきましては直近の国会でぜひその御承認をいただこうというようなことを提案をいたしました。
 それから、凍結といいますのは、実は私どもこのPKOに参加をしようというのが初めてであるわけであります。そういう意味合いでは、やはりPKFの本体部分を自衛隊が参加して行うということになりますと、やはり外国の歩兵部隊、我が国でいいますならば術科部隊というような部隊になりましょうか、これが出てまいるというような意味合いで、まあテレビの報道等を見ておりますとこのPKOというようなものの理解がいささかいまだしのところがないわけではない。これはテレビさんの悪口を言うわけではないのでありますが、停戦の監視だ、停戦の監視というと、どうしても戦争があってそれが終わる、すると、テレビの画面はまず戦争の場面から始まってしまう。タンクがどんどん出る、ミサイルが飛んでしまうというようなのをまず映して、それから後の停戦というものの映し方が難しいのでありましょう。そういう意味合いで、国民の皆様はどうしても、ミサイルが飛ぶ、そらトマホークだ、いや完全武装のというところばかり印象になっちゃう。そういう意味合いで、私どもはまずこの部分についてはPKOの、言いますならばロジ部隊、後方支援等々に自衛隊の皆様に御努力をいただくというようなのを見ていた。だいて、PKO、PKFのありさまを知っていただこうというような意味合いで、別に法律で定めるまでの間はこの部分は実施をしないでおこうというようなことを提案をしているわけであります。
 最後は、見直してあります。要するに我々、初めてであります。その中で経験を踏む外国の皆さんと、同じような国で、同じような場所で働くことを見ていただく、言うなちば同志、同僚としてやるというような経験を踏むことによりまして、いろいろの理解をより深めていただくことができるのではないかなあ、そんな意味合いで三年後の見直しというような、以上、おおよそ三点についての修正を提案いたしました。
 冒頭申し上げましたように、やはりこの四十数年の間、輝ける歴史を持つPKOに私どももぜひ参加をしたいという、その平和貢献の、人的貢献の理念といいますものと枠組みといいますようなもの、これはそのまま実は残して修正案ということで御審議を賜ろう、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。

発言情報

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発言者: 岡野裕

speaker_id: 34065

日付: 1992-06-10

院: 衆議院

会議名: 国際平和協力等に関する特別委員会