羽田孜の発言 (大蔵委員会)
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○羽田国務大臣 まず第一の、金融・証券市場がどのような姿になるのかという点についてでございますけれども、今回の二法案は、我が国の金融・資本市場におきます有効かつ適正な競争、これを促進をいたしますとともに、公正な取引を確保することによりまして、一つとして、金融自由化への対応ですとかあるいは国際化への対応、そして信頼の回復という、金融・証券をめぐる課題にこたえるものとなっておるというふうに考えます。この二法案に基づきます制度改革によりまして、先ほど申し上げましたように専門制、分業制、これに基づきますところの業態間の垣根というものが実質的に低くなろうというふうに考えます。我が国金融・資本市場は、一層公正かつ効率的なものにこういった措置によってなろうというふうに私どもは予測をいたしております。これによりまして、内外の利用者のニーズに対応した多様な金融商品・サービスの提供が可能となるだけじゃなくて、先ほど申し上げましたように、国民経済の安定的な発展というものを期することができるであろうということを期待いたしております。
なお二点目の、一連の不祥事について反省がどのように反映しているのかという御指摘の点でありますけれども、不祥事の原因といたしましては、いわゆる金融・資本市場におきますところの適正な競争の欠如、あるいは金融機関の自己責任意識、あるいは内部管理、これが不十分であったというふうに思われます。また、もう一点は、取引の公正の確保にかかわる法令等の遵守の状況を監視する機能というものが十分でなかったんじゃないのかということも指摘されると思います。そういうことを考えまして、この法律案におきましては、業態間の相互乗り入れを図りまして適切な競争をしていくということ、あるいは自己資本比率規制の根拠規定の新設ですとか、あるいはディスクロージャー規定の整備なんかによりまして、金融機関の自主規制と自己責任、これを尊重して経営の健全化を図っていくということがうたわれております。
それから、証券取引等の監視委員会を設置するほか、証券業協会などの自主規制機関、これの機能の強化、これを図ることができるようにするなど、こういった一連の問題が不祥事の反省という中からこの法律の中に反映されておるものであるということを申し上げることができると思います。