鳩山邦夫の発言 (予算委員会第三分科会)
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○鳩山国務大臣 先生御指摘のような事柄が現にいろいろあろうかと思いますし、具体的な事例等もお教えいただければありがたいと思っておりますが、要は、心の豊かさを求める時代でなければいけない、心の豊かさを実現できる教育でなければいけないと繰り返し申し上げますのも、国民が権利意識ばかり高まるような精神構造になって、何かあれば人の責任は追及する、自分の権利は主張する、しかし人がどういうふうにやってくれているかは余り考えようとしない、そういういわば決して豊かでない心情をみんなが持つようになれば、今先生がおっしゃったような問題はより一層色濃く出てくるであろう、私は今そんなことを考えているわけであります。
具体的な事例に基づいて文部省として検討をしなければならない点もまたあろうかと思いますが、主にこの現代社会の中でいわゆるコミュニティーとか、あるいはゲマインシャフトと言うのでありましょうか、そういうものが崩れていく過程の中で、人を責めるばかりで、みずからを主張するばかりで、先ほどから先生が繰り返しておっしゃっておられる人の善意というものを見ようとしない、見えなくなってしまう、そういう人間が出てきているとするならば、これは日本人全体の精神構造の問題として大課題、こうしたことの克服、心の豊かな時代をつくり上げるという意味で大課題だと思っております。