市川一朗の発言 (建設委員会)
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○政府委員(市川一朗君) 私どもこの施策を考えるに当たりまして、先ほど上田先生からも御指摘ございましたように衆議院でも御答弁申し上げておりますが、今回の国勢調査の結果で十八道県にわたる県におきまして人口減少が起きておるというショッキングな出来事とともに、その中でほとんどの県におきまして県庁所在都市等では人口がふえておるといったようなことに着目いたしまして、ここに一つの施策展開の芽があるのではないかということで、魅力ある、特に若者にとりまして魅力のある生活空間を備えた地方拠点都市を整備していくということが極めて重要である、今こそこのことを行わないと我が国の国土の均衡ある発展がなされないだろう、今が絶好のチャンスであると同時に最後のチャンスであるというくらいの気持ちで取り組んだ次第でございます。
そういう意味におきましては、御指摘ございましたように、東京二十三区からの産業業務機能の移転というのは極めて重要なファクターにはなるわけでございますけれども、またそれに私どもの施策の思いも込めているわけではございますが、しかし、それだけではないというふうに考えておるところでございます。現にその十八道県に及ぶ人口減少の中でなお人口が増加してまいっております中央の中枢都市等におきましては、必ずしも二十三区内からの事務所移転ということのみをもって増加傾向になっているわけでございませんで、やはりトータルとしての魅力が備わっているかどうかということであろうと思っているわけでございます。
したがいまして、東京からの産業業務機能の移転は今回の施策の極めて重要なファクターであり、私どもとしてもそれに対して大いなる期待と施策の展開をするわけでございますが、それだけではない総合的な施策展開の中で実現していきたいというふうに考えておるところでございます。