宮澤喜一の発言 (予算委員会)

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○国務大臣(宮澤喜一君) 生活大国というものの具体的なあり方につきましては、過般、施政方針の演説でも六点にわたりまして申し上げたところでございます。
 つまりそれは、ただいわゆるインフラストラクチャーの整備というようなことではありませんで、それも大事なことでございますけれども、その間における労働時間であるとか、あるいは高齢者等々の方の生きがいの問題であるとか、女性の社会的な活動の問題であるとか、あるいは国土の一極集中を排除するといったような問題の中から、国民一人一人が自分で責任を持って自分の価値観を持ち、そうして自分の生活設計をしていけるような、いわばそういう複数の価値観が許される、またそのことが望ましい社会を我が国は築ける。それは世界のどこの国でもそういうことができるとは私は思いませんけれども、我が国はここまで参りましたらそういうことに努めるべきだし、またそれができる国になったという、そういう気持ちでございます。
 そこで、これからこれを今年からの長期経済計画に具体化をしていただくということで経済審議会が今検討しておられるわけでございますが、これを展開していくためには、確かにある程度の成長を必要といたします。そのフレームは今経済審議会で検討しておられますが、同時にまた、これは一つは国民総生産の広い意味での分配と申しますか、分け方の問題であろうというふうに考えております。
 端的な例は、輸出偏重というようなことを改めなければいけない。これは、内需を強めてということは国民的なもう合意がございますけれども、そういったような各方面におけるGNPの配分の問題でもあると考えておりますので、したがいまして、一つはこれに必要な成長、一つはその成長をどのように配分するか、この二つの問題について経済審議会に御検討を願っておるところでございます。

発言情報

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発言者: 宮澤喜一

speaker_id: 13804

日付: 1992-04-09

院: 参議院

会議名: 予算委員会