土井たか子の発言 (外務委員会)
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○土井委員 久しぶりの当外務委員会でございますが、戦後随分長い間ございました東西の対立、この対立の図式が崩れまして、リーダーシップが交代するということになって、それまで両ブロックに分かれて築かれてきておりましたシステムがコントロールを失って、あるいは顕在的にあるいは潜在的にいろいろな点で内部にあったものが動き始めているという形だろうと思います。
一番思わしくないのは武力の衝突の危険が多発するという問題なのですが、この国際情勢が混沌としたありさまの中で、先ごろアメリカでは四十六歳という若い、戦後生まれの、世に言う団塊の世代だと言われている中に属しますクリントン氏が冷戦後唯一の超大国アメリカの大統領に選任されるということになりました。
国際情勢は連日、日々刻々と大きく動いていっているのです。動いていっているにもかかわらず、先ほど申し上げるとおり当外務委員会は久しぶりなんです。考えてみますと、実に八月十日以後開かれていないのです。きょうまで百八日間開かれなかったというのが実態でございます。まことにこれは思わしくない話であります。それだけ日本の国際情勢に対しての国会審議の場面というのがなかった。これはどうしようもない話なんでありますが、その最大の原因は何か、佐川疑獄事件であるというふうに思うのです。
外務大臣御承知のとおりで、この真相究明は徹底的になされなければなりません。これはもう国民の要請でもあることは言うまでもないのでございますが、国民にとっても私どもにとっても何とも恥ずかしい佐川疑獄事件、これを世界がどういう目で見ているか、わけても、特にG6、アジアはどう見ているか、外務大臣からひとつその点についての御認識をお聞かせいただきたいと思うわけであります。