外務委員会
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会
会議録情報#0
本国会召集日(平成四年十月三十日)(金曜日)
(午前零時現在)における本委員は、次のとおり
である。
委員長 麻生 太郎君
理事 新井 将敬君 理事 鈴木 宗男君
理事 浜野 剛君 理事 福田 康夫君
理事 宮里 松正君 理事 上原 康助君
理事 土井たか子君 理事 遠藤 乙彦君
伊東 正義君 石原慎太郎君
小渕 恵三君 唐沢俊二郎君
鯨岡 兵輔君 古賀 一成君
中村喜四郎君 長勢 甚遠君
松浦 昭君 山口 敏夫君
五十嵐広三君 井上 一成君
伊藤 茂君 伊藤 忠治君
川島 實君 藤田 高敏君
神崎 武法君 玉城 栄一君
古堅 実吉君 和田 一仁君
阿部 文男君
—————————————
平成四年十一月二十七日(金曜日)
午後三時一分開議
出席委員
委員長 麻生 太郎君
理事 鈴木 宗男君 理事 長勢 甚遠君
理事 浜野 剛君 理事 福田 康夫君
理事 宮里 松正君 理事 上原 康助君
理事 土井たか子君 理事 遠藤 乙彦君
小渕 恵三君 鯨岡 兵輔君
古賀 一成君 松浦 昭君
五十嵐広三君 井上 一成君
川島 實君 藤田 高敏君
玉城 栄一君 古堅 実吉君
和田 一仁君
出席国務大臣
外 務 大 臣 渡辺美智雄君
出席政府委員
国際平和協力本
部事務局次長 萩 次郎君
外務大臣官房長 林 貞行君
外務大臣官房外
務報道官 英 正道君
外務大臣官房審
議官 野村 一成君
外務省アジア局
長 池田 維君
外務省北米局長 佐藤 行雄君
外務省欧亜局長 兵藤 長雄君
外務省経済局長 小倉 和夫君
外務省経済協力
局長 川上 隆朗君
外務省条約局長 丹波 實君
外務省国際連合
局長 澁谷 治彦君
委員外の出席者
外務委員会調査
室長 市岡 克博君
—————————————
十一月二十七日
理事新井将敬君同日理事辞任につき、その補欠
として長勢甚遠君が理事に当選した。
—————————————
十月三十日
児童の権利に関する条約の締結について承認を
求めるの件(第百二十三回国会条約第九号)
有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の
規制に関するバーゼル条約の締結について承認
を求めるの件(第百二十三回国会条約第一一号
)
は本委員会に付託された。
—————————————
本日の会議に付した案件
理事の辞任及び補欠選任
国政調査承認要求に関する件
有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の
規制に関するバーゼル条約の締結について承認
を求めるの件(第百二十三回国会条約第一一号
)
国際情勢に関する件
————◇—————
この発言だけを見る →(午前零時現在)における本委員は、次のとおり
である。
委員長 麻生 太郎君
理事 新井 将敬君 理事 鈴木 宗男君
理事 浜野 剛君 理事 福田 康夫君
理事 宮里 松正君 理事 上原 康助君
理事 土井たか子君 理事 遠藤 乙彦君
伊東 正義君 石原慎太郎君
小渕 恵三君 唐沢俊二郎君
鯨岡 兵輔君 古賀 一成君
中村喜四郎君 長勢 甚遠君
松浦 昭君 山口 敏夫君
五十嵐広三君 井上 一成君
伊藤 茂君 伊藤 忠治君
川島 實君 藤田 高敏君
神崎 武法君 玉城 栄一君
古堅 実吉君 和田 一仁君
阿部 文男君
—————————————
平成四年十一月二十七日(金曜日)
午後三時一分開議
出席委員
委員長 麻生 太郎君
理事 鈴木 宗男君 理事 長勢 甚遠君
理事 浜野 剛君 理事 福田 康夫君
理事 宮里 松正君 理事 上原 康助君
理事 土井たか子君 理事 遠藤 乙彦君
小渕 恵三君 鯨岡 兵輔君
古賀 一成君 松浦 昭君
五十嵐広三君 井上 一成君
川島 實君 藤田 高敏君
玉城 栄一君 古堅 実吉君
和田 一仁君
出席国務大臣
外 務 大 臣 渡辺美智雄君
出席政府委員
国際平和協力本
部事務局次長 萩 次郎君
外務大臣官房長 林 貞行君
外務大臣官房外
務報道官 英 正道君
外務大臣官房審
議官 野村 一成君
外務省アジア局
長 池田 維君
外務省北米局長 佐藤 行雄君
外務省欧亜局長 兵藤 長雄君
外務省経済局長 小倉 和夫君
外務省経済協力
局長 川上 隆朗君
外務省条約局長 丹波 實君
外務省国際連合
局長 澁谷 治彦君
委員外の出席者
外務委員会調査
室長 市岡 克博君
—————————————
十一月二十七日
理事新井将敬君同日理事辞任につき、その補欠
として長勢甚遠君が理事に当選した。
—————————————
十月三十日
児童の権利に関する条約の締結について承認を
求めるの件(第百二十三回国会条約第九号)
有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の
規制に関するバーゼル条約の締結について承認
を求めるの件(第百二十三回国会条約第一一号
)
は本委員会に付託された。
—————————————
本日の会議に付した案件
理事の辞任及び補欠選任
国政調査承認要求に関する件
有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の
規制に関するバーゼル条約の締結について承認
を求めるの件(第百二十三回国会条約第一一号
)
国際情勢に関する件
————◇—————
麻
麻生太郎#1
○麻生委員長 これより会議を開きます。
理事辞任の件についてお諮りをいたします。
理事新井将敬君から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →理事辞任の件についてお諮りをいたします。
理事新井将敬君から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
麻
麻生太郎#2
○麻生委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
引き続き、理事補欠選任の件についてお諮りをいたします。
ただいまの理事辞任に伴う補欠選任を行いたいと存じますが、先例によりまして、委員長において指名することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →引き続き、理事補欠選任の件についてお諮りをいたします。
ただいまの理事辞任に伴う補欠選任を行いたいと存じますが、先例によりまして、委員長において指名することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
麻
麻
麻生太郎#4
○麻生委員長 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りをいたします。
国際情勢に関する事項について研究調査し、我が国外交政策の樹立に資するため、関係各方面からの説明聴取及び資料の要求等の方法により、本会期中国政調査を行うため、議長に対し、承認を求めることにいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →国際情勢に関する事項について研究調査し、我が国外交政策の樹立に資するため、関係各方面からの説明聴取及び資料の要求等の方法により、本会期中国政調査を行うため、議長に対し、承認を求めることにいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
麻
麻
麻生太郎#6
○麻生委員長 次に、第百二十三回国会から継続になっております有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約の締結について承認を求めるの件を議題といたします。
政府より提案理由の説明を聴取いたします。渡辺外務大臣。
有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の
規制に関するバーゼル条約の締結について承
認を求めるの件
〔本号末尾に掲載〕
この発言だけを見る →政府より提案理由の説明を聴取いたします。渡辺外務大臣。
有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の
規制に関するバーゼル条約の締結について承
認を求めるの件
〔本号末尾に掲載〕
渡
渡辺美智雄#7
○渡辺(美)国務大臣 ただいま議題となりました有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。
この条約は、平成元年三月二十二日にスイスのバーゼルにおいて作成されたものであり、有害廃棄物及び他の廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制について国際的な枠組みを定め、これらの廃棄物によってもたらされる危険から人の健康及び環境を保護することを目的としております。
我が国がこの条約を締結することは、これらの廃棄物の輸出入の適切な規制、廃棄物の適正な処理等についての国際協力を一層推進する見地から有意義であると認められます。
よって、ここに、この条約の締結について御承認を求める次第であります。
何とぞ、御審議の上、速やかに御承認あらんことをお願いいたします。
この発言だけを見る →この条約は、平成元年三月二十二日にスイスのバーゼルにおいて作成されたものであり、有害廃棄物及び他の廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制について国際的な枠組みを定め、これらの廃棄物によってもたらされる危険から人の健康及び環境を保護することを目的としております。
我が国がこの条約を締結することは、これらの廃棄物の輸出入の適切な規制、廃棄物の適正な処理等についての国際協力を一層推進する見地から有意義であると認められます。
よって、ここに、この条約の締結について御承認を求める次第であります。
何とぞ、御審議の上、速やかに御承認あらんことをお願いいたします。
麻
麻
土
土井たか子#10
○土井委員 久しぶりの当外務委員会でございますが、戦後随分長い間ございました東西の対立、この対立の図式が崩れまして、リーダーシップが交代するということになって、それまで両ブロックに分かれて築かれてきておりましたシステムがコントロールを失って、あるいは顕在的にあるいは潜在的にいろいろな点で内部にあったものが動き始めているという形だろうと思います。
一番思わしくないのは武力の衝突の危険が多発するという問題なのですが、この国際情勢が混沌としたありさまの中で、先ごろアメリカでは四十六歳という若い、戦後生まれの、世に言う団塊の世代だと言われている中に属しますクリントン氏が冷戦後唯一の超大国アメリカの大統領に選任されるということになりました。
国際情勢は連日、日々刻々と大きく動いていっているのです。動いていっているにもかかわらず、先ほど申し上げるとおり当外務委員会は久しぶりなんです。考えてみますと、実に八月十日以後開かれていないのです。きょうまで百八日間開かれなかったというのが実態でございます。まことにこれは思わしくない話であります。それだけ日本の国際情勢に対しての国会審議の場面というのがなかった。これはどうしようもない話なんでありますが、その最大の原因は何か、佐川疑獄事件であるというふうに思うのです。
外務大臣御承知のとおりで、この真相究明は徹底的になされなければなりません。これはもう国民の要請でもあることは言うまでもないのでございますが、国民にとっても私どもにとっても何とも恥ずかしい佐川疑獄事件、これを世界がどういう目で見ているか、わけても、特にG6、アジアはどう見ているか、外務大臣からひとつその点についての御認識をお聞かせいただきたいと思うわけであります。
この発言だけを見る →一番思わしくないのは武力の衝突の危険が多発するという問題なのですが、この国際情勢が混沌としたありさまの中で、先ごろアメリカでは四十六歳という若い、戦後生まれの、世に言う団塊の世代だと言われている中に属しますクリントン氏が冷戦後唯一の超大国アメリカの大統領に選任されるということになりました。
国際情勢は連日、日々刻々と大きく動いていっているのです。動いていっているにもかかわらず、先ほど申し上げるとおり当外務委員会は久しぶりなんです。考えてみますと、実に八月十日以後開かれていないのです。きょうまで百八日間開かれなかったというのが実態でございます。まことにこれは思わしくない話であります。それだけ日本の国際情勢に対しての国会審議の場面というのがなかった。これはどうしようもない話なんでありますが、その最大の原因は何か、佐川疑獄事件であるというふうに思うのです。
外務大臣御承知のとおりで、この真相究明は徹底的になされなければなりません。これはもう国民の要請でもあることは言うまでもないのでございますが、国民にとっても私どもにとっても何とも恥ずかしい佐川疑獄事件、これを世界がどういう目で見ているか、わけても、特にG6、アジアはどう見ているか、外務大臣からひとつその点についての御認識をお聞かせいただきたいと思うわけであります。
英
英正道#11
○英政府委員 事実関係でございますので、私からまず。
今回の事件に関しましては、これまで海外でいろいろマスコミで報道が行われていることは事実でございます。その報道の内容でございますけれども、いろいろな新聞、雑誌などによって視点、論調も多種多様でございます。それから時期によっても変化があります。国別に類型化することはなかなか困難でございます。ただ概括的に申し上げますれば、事実関係を中心に報道するというものが多うございます。
その中で若干の論調について例示的に申し上げますれば、政治的な混迷が日本で続くことによって日本の景気対策とか世界経済に及ぼす経済的な影響というような側面から論ずるもの、さらには、日本が世界の中で果たしていかなければいけない指導的役割に及ぼす影響というようなものへの言及がございます。それからまた日本の政治改革に対する期待というものも見られる次第でございます。
この発言だけを見る →今回の事件に関しましては、これまで海外でいろいろマスコミで報道が行われていることは事実でございます。その報道の内容でございますけれども、いろいろな新聞、雑誌などによって視点、論調も多種多様でございます。それから時期によっても変化があります。国別に類型化することはなかなか困難でございます。ただ概括的に申し上げますれば、事実関係を中心に報道するというものが多うございます。
その中で若干の論調について例示的に申し上げますれば、政治的な混迷が日本で続くことによって日本の景気対策とか世界経済に及ぼす経済的な影響というような側面から論ずるもの、さらには、日本が世界の中で果たしていかなければいけない指導的役割に及ぼす影響というようなものへの言及がございます。それからまた日本の政治改革に対する期待というものも見られる次第でございます。
渡
渡辺美智雄#12
○渡辺(美)国務大臣 国のそれぞれの新聞社等によって見方は今言ったようにいろいろ異なりますが、そう継続的に大々的にというところは少ないと思いますね。結局、自分の国にどういう関係があるかということなんですよ。自分の国に関係のあるような事件であればそれはもっと大きいんでしょうが、直接的に関係が出てくるというようには思っていないところもあるようでありまして、我々個人的にいろいろおつき合いをしたり、あるいは一緒に夕飯を食ったり、雑談のときなども、その割合には出てきておりません。だからといって我々は恥ずかしいことでございまして、こういうようなことが起こらないように大いに気をつけていかなきゃならぬし、どうしてそうなったのかということについてもただすことは私は必要である、さように考えております。
この発言だけを見る →土
土井たか子#13
○土井委員 どうももう一つはっきりした御答弁とは受けとめられないトーンだと私は思うのですが、こればかりをやっているわけにはいかないのですけれども、しかし、政治の基本的な問題だと私は実は思って最初にお尋ねしたのです。
汚職問題、これも大変なことです。それと同時に、しかし今回は暴力団と結びつきがあった。特に日本一国を代表する内閣総理大臣誕生にそれが結びついた問題だったというのはまことに衝撃的でありまして、外国の人たちというのは、恐らく外務大臣とお会いになる節は遠慮もあるでしょう、公式の場所での発言には。けれども、やはりこれは信頼を受けることには断じてならないのですよね。いろいろ外交交渉とか外交の場面での会談なんかでは、実に外務大臣やりにくいなというお気持ちになられているということであろうと私は賢察します。もう徹底的にこういう問題に対しては究明をやることは言うまでもない。日本の政治に対し、政治浄化、古くて新しい問題ですけれども、ひとつしっかりこれは取り組んでいかなければ取り返しのつかないことになるというふうに思っております。
さて、渡辺外務大臣は、御病気の後の回復期に大変御無理をされて、そうしてまた、異常な決意でもってと申し上げたらいいと思いますが、ロシアに赴かれました。その節、エリツィン大統領の対応というのは、外交的に見てもどうも非常識、常識外というふうに見られるのではないかというふうに聞き及んでおります。しかし外務大臣は、お帰りになってからもそういうことに対して一切公式的に明らかにはされていないことに対して、私は、随分我慢をされておられる、偉いなと思うのです。これは敬意を表したいと思います。
私も、実は社会党の委員長時代に大統領になる前のエリツィンさんに日本で会いました。したがって、外務大臣のお気持ちというのがわからぬではないのです。わかる気がするような思いもあるわけであります。多くの人に聞いてみたのですが、エリツィン氏にとっての苦手というのはイポーニヤと言われることとゴルバチョフさんの名前を言われることだというふうに言われているのですね。例の大韓航空機の撃墜事件の資料の渡し方、それからまた突然の韓国の訪問、日本に対して援助は何にも受けていないというふうな公式の場での発言、こういうところを考えていきますと、どうも日本嫌いのようだというふうに思われますねと言われる方が多いのです。
ロシアが日本に対してただいまのような対応というのはどこに原因があるか、日ロ関係というのがただいまぎくしゃくしているというのはどこに原因があるのか、どのように外務大臣はお考えになりますか。
この発言だけを見る →汚職問題、これも大変なことです。それと同時に、しかし今回は暴力団と結びつきがあった。特に日本一国を代表する内閣総理大臣誕生にそれが結びついた問題だったというのはまことに衝撃的でありまして、外国の人たちというのは、恐らく外務大臣とお会いになる節は遠慮もあるでしょう、公式の場所での発言には。けれども、やはりこれは信頼を受けることには断じてならないのですよね。いろいろ外交交渉とか外交の場面での会談なんかでは、実に外務大臣やりにくいなというお気持ちになられているということであろうと私は賢察します。もう徹底的にこういう問題に対しては究明をやることは言うまでもない。日本の政治に対し、政治浄化、古くて新しい問題ですけれども、ひとつしっかりこれは取り組んでいかなければ取り返しのつかないことになるというふうに思っております。
さて、渡辺外務大臣は、御病気の後の回復期に大変御無理をされて、そうしてまた、異常な決意でもってと申し上げたらいいと思いますが、ロシアに赴かれました。その節、エリツィン大統領の対応というのは、外交的に見てもどうも非常識、常識外というふうに見られるのではないかというふうに聞き及んでおります。しかし外務大臣は、お帰りになってからもそういうことに対して一切公式的に明らかにはされていないことに対して、私は、随分我慢をされておられる、偉いなと思うのです。これは敬意を表したいと思います。
私も、実は社会党の委員長時代に大統領になる前のエリツィンさんに日本で会いました。したがって、外務大臣のお気持ちというのがわからぬではないのです。わかる気がするような思いもあるわけであります。多くの人に聞いてみたのですが、エリツィン氏にとっての苦手というのはイポーニヤと言われることとゴルバチョフさんの名前を言われることだというふうに言われているのですね。例の大韓航空機の撃墜事件の資料の渡し方、それからまた突然の韓国の訪問、日本に対して援助は何にも受けていないというふうな公式の場での発言、こういうところを考えていきますと、どうも日本嫌いのようだというふうに思われますねと言われる方が多いのです。
ロシアが日本に対してただいまのような対応というのはどこに原因があるか、日ロ関係というのがただいまぎくしゃくしているというのはどこに原因があるのか、どのように外務大臣はお考えになりますか。
渡
渡辺美智雄#14
○渡辺(美)国務大臣 どこに原因があるかと言われましても、いつからぎくしゃくが始まったかということでございますが、これは長い長い歴史があることなんです。特に戦後、御承知のとおり一方的に中立条約を破って日本に攻め込んできて、それで満州、今の東北から六十万人もの日本人を拉致して強制労働につかせる、それでごめんなさいの一言もないというようなところからぎくしゃくが始まっておることは間違いないわけでございます。
また、エリツィンさんの問題につきましては個人的にはいろいろ、個人の話でございますから好き嫌いもありますし、いろいろございますが、しかし、我々はエリツィン個人を相手にしているんじゃなくして、ロシア大統領を相手にして話をするわけですから、余り感情問題にこだわるわけにもいきません。やはりロシア国民の代表ということに敬意を表していろいろお話を今までしてきたわけでありますし、今後もそうしたいと思っております。
この発言だけを見る →また、エリツィンさんの問題につきましては個人的にはいろいろ、個人の話でございますから好き嫌いもありますし、いろいろございますが、しかし、我々はエリツィン個人を相手にしているんじゃなくして、ロシア大統領を相手にして話をするわけですから、余り感情問題にこだわるわけにもいきません。やはりロシア国民の代表ということに敬意を表していろいろお話を今までしてきたわけでありますし、今後もそうしたいと思っております。
土
土井たか子#15
○土井委員 本気にロシアが対アジア外交を考えるというふうなことで進めていくということならば、あの突然の韓国に対しての訪問に対して、どういうふうなことだったかというのも外務大臣としては認識をお持ちだろうと思うのです。韓国側からの連絡がございましたか、どうですか。そしてまた、それに対して突然の韓国訪問というのはどういうわけというふうに御理解なすっていらっしゃいますか。
この発言だけを見る →渡
渡辺美智雄#16
○渡辺(美)国務大臣 もともと日本に来て、そして韓国に参りますということがあらかじめ設定されておったわけです。したがって来るときだけ、日取りはもう決まっておるわけですから、その日取りに韓国に行くのかなと最初は思ったのですが、そういうことはしませんということはロシアの方から宮澤総理に電話がありました。それから韓国の方からは、ロシアの方から大統領が来られるということについてのあらかじめの連絡はもちろんありました。
この発言だけを見る →土
土井たか子#17
○土井委員 アジア外交に、エリツィン大統領の訪韓、さらには今度は中国訪問というのが予定されているようですが、訪中で変化があるとお思いになるかどうか、その点はいかがですか。
この発言だけを見る →渡
渡辺美智雄#18
○渡辺(美)国務大臣 変化があるかないか、これはやってみなければわからぬことでございますが、いずれにせよ、ロシアという大国がそれで軍事予算をできるだけ減らして民事に転換をして、平和の要望により目を向けて、近隣諸国とも友好関係を増進をして、お互いに共存共栄というか助け合ってやっていこうという姿勢を示されること自体は私は歓迎します。結果は、どの程度よくなるかは、私は今断定的に物は申し上げられませんが、よくなることをこれも期待をします。
この発言だけを見る →土
土井たか子#19
○土井委員 今外務大臣が非常に期待されていることからいたしますと、お聞きしていて私は非常に最近気になることがあるのです。
これはエリツィン大統領の訪韓の節もそうだったのですが、盧泰愚大統領に武器の販売を持ちかけられたということが公になっております。これは韓国のみならず、最近ロシアの側は経済の立て直しのため緊急措置計画が必要だということで、特に最近いろんな文書によるとこの点は名指しで述べられているのですが、アジアでは国の名前、例えばインド、パキスタン、マレーシア、フィリピン、韓国、中国、中東ではイラン、アラブ首長国連邦等々の名前が出てきているのですけれども、御存じのとおりにあのロンドンの国際戦略研究所のミリタリー・バランスでも、ロシアについて輸出用の新鋭戦闘機などの生産に力を入れているという報告が出ておりますね。
この韓国に対する武器売却交渉というのが、その後具体的に韓国側はどういうふうな対応のされ方をされているかお耳に入っておるでしょうか。情報が何か入っておるでしょうか、いかがでございますか。
この発言だけを見る →これはエリツィン大統領の訪韓の節もそうだったのですが、盧泰愚大統領に武器の販売を持ちかけられたということが公になっております。これは韓国のみならず、最近ロシアの側は経済の立て直しのため緊急措置計画が必要だということで、特に最近いろんな文書によるとこの点は名指しで述べられているのですが、アジアでは国の名前、例えばインド、パキスタン、マレーシア、フィリピン、韓国、中国、中東ではイラン、アラブ首長国連邦等々の名前が出てきているのですけれども、御存じのとおりにあのロンドンの国際戦略研究所のミリタリー・バランスでも、ロシアについて輸出用の新鋭戦闘機などの生産に力を入れているという報告が出ておりますね。
この韓国に対する武器売却交渉というのが、その後具体的に韓国側はどういうふうな対応のされ方をされているかお耳に入っておるでしょうか。情報が何か入っておるでしょうか、いかがでございますか。
渡
渡辺美智雄#20
○渡辺(美)国務大臣 ロシアが韓国に武器輸出のことについて具体的な話をしているということは私は承知しておりません。また、ロシアが確かに国際競争力のあるのは武器ぐらいしかないのかも、かもですよ、それはわかりません。ロシアが軍拡をやめて余った武器を処分したいという気持ちは、私は気持ちとしてはわからないわけではありませんが、しかしながら武器を、しかもかなり、例えば飛行機にしても足の長いようなもの、そういうようなものを金になればいいというようなことでめった売られるようなことは、これはちょっと物騒な話でございまして、我々としては望まざるところであります。
この発言だけを見る →土
土井たか子#21
○土井委員 その望まざるところと今外務大臣おっしゃることに対して、これはロシアの武器売却問題というのは種々いろいろ文書によっても出ておりますし、ニュースでもそのことが公になっているわけなんですが、近代兵器の拡散という新たな危険な事態に直面するということにもなるわけでありまして、それじゃどういうふうに対応されますか。
この発言だけを見る →渡
渡辺美智雄#22
○渡辺(美)国務大臣 これはもうその国の主権の問題でございますから、日本がああしろこうしろと言う立場にはありません。超大国あるいは大国の中でも武器を輸出しておる先進国は何カ国かございます。しかし我々としては必要最小限度、通常兵器の武器であっても移転をする場合は国連に登録してくださいということを提唱し、それは賛成をしてもらっておるわけですから、だからロシアにだけ武器を売るなということになると、一方の国だけで片っ方の国と不平等といいますか、そういうことにもなって、日本としてはなかなか言いづらい立場にあるのは事実です。しかしながら、国際競争力があるからといって、それじゃ兵器工場を復活して増強して武器を世界じゅうに売るんだというようなことではこれは困るわけですから、それは国際社会においてもよく相談をして、そういうようなことのないようにひとつ仕向けるような外交努力をしていかなければならないと考えております。
この発言だけを見る →土
土井たか子#23
○土井委員 その外交努力の具体的なことについてさらにお尋ねする中でひとつお考えを聞かしていただくということにしたいと思います。ODAについていよいよ一兆円を超過するというふうな、額の上では世界で有数というよりも、もうもはや世界で一番だということになると思うのですが、八八年からことしまでで五年間の第四次中期目標を達成したことに相なるかと思いますが、第五次のODA目標というのは考えられているのですか、どうですか。そして、それに対してのあり方というのをどのようなものにしたいというふうなお考えがおありになるかどうか。その辺がまずちょっと聞かしていただきたい問題点です。
この発言だけを見る →川
川上隆朗#24
○川上政府委員 お答え申し上げます。
現在、先生御案内のとおり、ことしは第四次中期目標の最終年ということでございまして、政府といたしましては全力を挙げてこれを達成すべく最大限努力をしているという最終段階でございます。御指摘の第五次目標の点も含めまして、今後我が国の援助がどうあるべきか、冷戦が終わりまして援助の世界も非常に大きな曲がり角に立っているということが言われておりまして、国際場裏、特にOECDのDACなんかでもそのような方向で今議論が行われつつあるところでございますけれども、そういう点につきましてはそういう議論の動向なんかも踏まえまして政府部内で今後鋭意検討してまいりたい、かように思っておるわけでございます。
この発言だけを見る →現在、先生御案内のとおり、ことしは第四次中期目標の最終年ということでございまして、政府といたしましては全力を挙げてこれを達成すべく最大限努力をしているという最終段階でございます。御指摘の第五次目標の点も含めまして、今後我が国の援助がどうあるべきか、冷戦が終わりまして援助の世界も非常に大きな曲がり角に立っているということが言われておりまして、国際場裏、特にOECDのDACなんかでもそのような方向で今議論が行われつつあるところでございますけれども、そういう点につきましてはそういう議論の動向なんかも踏まえまして政府部内で今後鋭意検討してまいりたい、かように思っておるわけでございます。
土
土井たか子#25
○土井委員 まだ鋭意検討中なんですね。これはひとつ具体的な目標というのを早い機会に立てていただいて、それも公にしていただく必要があると思います。
さて、量の問題、額の問題はさることながら、中身が実はいつも問題なんじゃないでしょうか。今までに小規模無償協力費というのがある。海外での声を聞きますとこれは随分歓迎されています。特にNGO、草の根の人たちに対しての援助という意味で大変大きな成果をおさめているという部分が動いてきていますね。これは在外大使の所管ということにかかわる問題でありますが、例えばスクールバスを贈るとか、いろいろ現地で緊急を要する、しかもそのことが民生にとって非常に有用であって不可欠の問題だ。かゆいところに手が届くという表現がよくありますけれども、そういう点からするとこの小規模無償協力費というのが大変に歓迎されている中身になる。三億ですね。ところが昨年もことしもこれは同じ三億なんです。これをふやしていくということを考えたらどうだろうかというのが切実な、率直な気持ちなんです。
御承知のとおり、日本の国内のNGOに対しての補助金というのがありますが、やっとのことでNGOに対しても認識を持ってやらなければいけないというお考えをお持ちになったのでしょう、去年一億一千万がことしは二億二千万となっています。先ほど申し上げた小規模無償協力費については、渡辺外務大臣時代に大臣のお考えでもってこれを倍増ぐらいにしていくくらいお考えになったらどうだろうと思いますが、いかがですか。
この発言だけを見る →さて、量の問題、額の問題はさることながら、中身が実はいつも問題なんじゃないでしょうか。今までに小規模無償協力費というのがある。海外での声を聞きますとこれは随分歓迎されています。特にNGO、草の根の人たちに対しての援助という意味で大変大きな成果をおさめているという部分が動いてきていますね。これは在外大使の所管ということにかかわる問題でありますが、例えばスクールバスを贈るとか、いろいろ現地で緊急を要する、しかもそのことが民生にとって非常に有用であって不可欠の問題だ。かゆいところに手が届くという表現がよくありますけれども、そういう点からするとこの小規模無償協力費というのが大変に歓迎されている中身になる。三億ですね。ところが昨年もことしもこれは同じ三億なんです。これをふやしていくということを考えたらどうだろうかというのが切実な、率直な気持ちなんです。
御承知のとおり、日本の国内のNGOに対しての補助金というのがありますが、やっとのことでNGOに対しても認識を持ってやらなければいけないというお考えをお持ちになったのでしょう、去年一億一千万がことしは二億二千万となっています。先ほど申し上げた小規模無償協力費については、渡辺外務大臣時代に大臣のお考えでもってこれを倍増ぐらいにしていくくらいお考えになったらどうだろうと思いますが、いかがですか。
川
川上隆朗#26
○川上政府委員 ちょっと事実の問題がございますので、まず答弁をお許しいただきたいと思いますけれども、小規模無償、御指摘のとおり草の根援助ということで、幸い非常に評判がいいという状況で推移してまいっております。平成元年に三億円で始まりまして、二年度三億円、二年間三億円が続いたのでございますが、昨年の三年度では五億円、それから今年の平成四年度では七億円ということでやらせていただいております。今度の予算要求ではそれをさらに積み増しするということを考えさせていただいております。
それから、小規模無償と並びましてNGO等との関係でよく出てまいりますNGOの事業補助金でございますが、これも着実にふえてきておりまして、実は今年度、平成四年度におきましては数字といたしまして三・四億円までふえてまいっております。
この発言だけを見る →それから、小規模無償と並びましてNGO等との関係でよく出てまいりますNGOの事業補助金でございますが、これも着実にふえてきておりまして、実は今年度、平成四年度におきましては数字といたしまして三・四億円までふえてまいっております。
土
渡
渡辺美智雄#28
○渡辺(美)国務大臣 多々ますます弁ずということですな。
ですから、小規模無償というのは足が速いのですよ。速戦即決みたいなところがあって、調査だ何だ三年も四年もかかるというのじゃなくて、その場で目に見える、ちっちゃなことだけれども目に見えることを、困っていることをやって差し上げる、これは非常にいいことなので、できるだけこれも予算をふやすように財政当局にひとつ頼んでいるのです。
NGOの問題も、政府が手の届かないようなところをやってくれている団体があるのは事実で、大変役立っておりますから、これらにつきましても財政の許す限りできるだけふやしてもらうように今後とも努力をしてまいりたいと考えております。
この発言だけを見る →ですから、小規模無償というのは足が速いのですよ。速戦即決みたいなところがあって、調査だ何だ三年も四年もかかるというのじゃなくて、その場で目に見える、ちっちゃなことだけれども目に見えることを、困っていることをやって差し上げる、これは非常にいいことなので、できるだけこれも予算をふやすように財政当局にひとつ頼んでいるのです。
NGOの問題も、政府が手の届かないようなところをやってくれている団体があるのは事実で、大変役立っておりますから、これらにつきましても財政の許す限りできるだけふやしてもらうように今後とも努力をしてまいりたいと考えております。
土
土井たか子#29
○土井委員 NGOの問題について今外務大臣お触れになったのですが、情報がよく伝わっていないのです、ODAの中身について。NGOの人たちも参加をして、大いにこういう問題に対してわかるような状況というのをお考えいただくことは、私は不可欠だと思います。
情報公開法があれば、それはいろいろ情報についても知らせなければならない、また知っていただけるという保証がその限りであるわけですが、日本では幾ら私どもが情報公開法の提案をしても、どういうわけだか、この法案についてそれを成立を期して努力していただけるという姿勢が与党並びに政府の方に薄いようでありまして、このODAの問題も常に情報が伝達されにくい条件も片やあるわけですから、NGO等々の人たちが参加をしてよくわかるという状況をつくっていただく努力が私は大事だと思うのです。
聞くところによると新宿に情報センターというのを今度設けたいというふうなお考えがあるやに伺っているのですが、事実でありますか、どうですか。
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聞くところによると新宿に情報センターというのを今度設けたいというふうなお考えがあるやに伺っているのですが、事実でありますか、どうですか。