竹下登の発言 (予算委員会)
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○竹下証人 お答えいたします。失礼いたしました。証言をいたします。
まず、私に関する自民党問題とは、委員長から御指摘のありましたとおり、私が自由民主党に就任いたしました昭和六十二年一月から約九カ月間、私を総裁にすべきだという種の街頭宣伝車による街頭演説ないしは連呼行為等が行われ、多くの国民の皆様方に交通渋滞あるいは騒音等で被害を与えた問題であると思います。
そして、これを中止するために私が石井さんに依頼をしたということが言われておりますが、この問題については私は全く心当たりがございません。
そして、この行為に対して渡邉さんが自発的に参加されたかということでございますが、私は当時、多くの善意の第三者の方の一人である、このような認識をいたしておるものであります。それは当時、あれをやめさしたらどうだ、私が意思を通じておると思っておる方もいらっしゃいました。また、何とかならぬか、あるいはまた、いわゆる取り締まれないかとかいうような御忠告をたくさんの方からいただきました。しかし、警察等には御相談いたしましたが、当時、道路交通法違反以外これに対して適切な対応はなかった。私はこれはじっと我慢するしかない、このように思っておったわけであります。したがって、多くの方のいわば第三者の善意というふうな範疇に入るものではないか、このように思っております。
それから、渡邉さんが石井さんという方にこの仲介を依頼されたという事実は、私自身全く存じておりませんでした。
そして次が、田中邸訪問でございます。これは、たしか十月五日の晩、私が、同僚議員のパーティーがありました際、突然私を同じホテルの上の階へ私の秘書が呼んでまいりました。そこで渡邉さんとお会いをいたしました。非常に丁寧なお言葉でありましたが、田中邸に立候補のごあいさつに伺われたらいかがですか、こういう趣旨のお話でありました。
私自身、私は田中先生の内閣官房長官でございます、また、中曽根先生の自由民主党幹事長でありましたので、五日の日、実は所信表明を行って立候補の決意表明を行ったわけでございますから、その前にごあいさつをすべきだと思っておりました。しかし、中曽根先生の方が六日の九時にしてくれ、こういう御連絡をいただきましたので、これについてはこの五日の日には実行することができませんで、六日に訪問した次第でございます。これについては、かねて私がそういう意思を持っておった。また、今もお話のありました長谷川信さんが、自分が入り口で待っておって名刺を取り次ぐからということを、それこそ六日の未明であったと思いますが、御連絡をいただいたから決断をいたした次第でございます。
それから、事前にいわば石井さんを中心とするあっせんというようなことについては、先ほど申し上げましたとおり全く知らなかった、こういうことであります。