山口哲夫の発言 (地方行政委員会)
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○山口哲夫君 抜本的な保育所の検討をし直さなきゃならないというのは、考え方が道なんですよ。今自治体では、保育所関係で逆に自治体が金を出している、物すごく。超過負担が多いんです。今あなたがおっしゃったように、今の保母定数じゃ大変だから、結局は自治体の金で保母さんをふやして安全を期しているんですよ。そこにまた追い打ちをかけて今度人件費を自治体に持っていったら、二重三重の負担を強いられるということなんです。全く考え方が道なんで、こんなことを許しておいたのではそれこそ保育行政なんかはとても充実できませんので、こういう検討だけは初めからやめていただきたいということを大蔵省、厚生省に強く要求しておきたいと思います。特に自治大臣は、この点については断固としてこういうことを受け入れないように頑張っていただきたいとお願いいたします。
もう時間がありませんので、大臣にお聞きしておきたいことは、大臣がたしか全国の市議会議長会で御発言されたと思うんですけれども、やっぱり自治体財政の確立のためにはまず基準財政需要額をふやさなければならないということを発言されております。私は、初めて歴代の大臣でこういうことをおっしゃったと思って非常に高く評価しております。
それで、基準財政需要額をふやすために幾つか問題があります。一つは、高齢化社会を迎えているわけですから、自治体の単独事業分、これを相当これからふやしてもらわなければ高齢者福祉保健十カ年戦略、ゴールドプランの達成は不可能だと思いますので、これをふやしていただきたい。
それから、地域福祉基金、これは大変各自治体では役立っております。十カ年計画を遂行していくためにもやっぱり民間の協力というものは非常に必要でございますから、そういう点では地域福祉基金の増額ということはこれからの地域の福祉を高めるためにも大変役立っていくと思いますので、これも来年はふやしていただきたい。
それから、新しく森林、山村対策、きょうは資料を持ってきましたけれども、これは襟裳岬が、戦時中に物すごく木を切ってしまったために砂漠になったのを戦後、地元の営林署と住民とが大変な協力をして、本当に緑豊かな町になった、そして、過疎の指定も解除してもらったし嫁も来るようになったという大変な努力の跡がここにまとめられております。
今自治省でも随分国土庁それから林野庁と一緒になって研究会を開いているようですけれども、これは我が国の環境、世界の環境を破壊してきたという世界一の木材輸入国、やっぱり日本で使う木材は日本でつくるくらいの考え方を持つべきだと思うんですね。そういう点で自治体の山村対策、森林対策、大変に期待されていると思うんです。今やもう林野庁を当てにしたってどうにも日本の山は守れないという時代になってきておりますから、来年は森林、山村対策にはぜひひとつ力を入れていただきたい、こういう面で基準財政需要額を大幅にふやしていただきたい、こう思っております。
そういう点でひとつ自治大臣の決意のほどをお聞かせいただいて質問を終わります。