井上裕の発言 (予算委員会)

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○井上裕君 次に、検察庁が取り調べた渡邊氏の検事調書に関連してお伺いをいたしたいと思います。
 渡邊調書によれば、金丸前副総裁が渡邊氏に対して、心配事がある、皇民党に激しく褒め殺しをやられると中曽根さんによる竹下指名がなくなるかもしれないと言ったということになっているようです。そして、これが発展して、昭和六十二年十月六日の竹下元総理の田中邸訪問ということになっている。マスコミ等はこの渡邊供述を重要視したりしておりますが、この渡邊供述について私が大変疑問に思いますのは、昭和六十二年十月一日から五日ごろの当時は、総裁予備選になるか、あるいはまた本選挙になるかはともかく、総裁選出は選挙で決することになる、こういう状況のころであって、中曽根総裁による後継者指名の状況が出るのはもっと後の十月十八日ごろであったと思うからであります。十月五日ごろに総裁指名で後継者決定という状況ではなかったのです。したがって、金丸先生が皇民党の行動によって中曽根総裁による竹下指名がなくなることを非常に心配したという渡邊供述には疑問が残ると思います。
 そこで、念のため竹下元総理にお伺いいたしますが、昭和六十二年十月一日から五日ごろまでの状況は、予備選か本選挙かはともかく、総裁選出は選挙によって決するという状況にあって、中曽根総裁の指名による後継総裁選出という状況にはなかったと私は思いますが、いかがでしょうか。

発言情報

speech_id: 112515261X00419921207_021

発言者: 井上裕

speaker_id: 25737

日付: 1992-12-07

院: 参議院

会議名: 予算委員会