林義郎の発言 (大蔵委員会)
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○林(義)国務大臣 沢田委員御指摘のとおり、まさにこれからの財政を組むに当たりまして大きな問題は、今御指摘のようなことだろうと思います。百八十四兆円にも上る累積した国債を抱えている。これをどうするかというのは大変なことでございますし、これからこの公債残高がさらにふえることをどう抑えていくかというのは一つの問題でありますし、財政体質の改善を図っていくということは非常に大切なことであります。財政改革の基本方針というのを私たちの方で出してやっておりますけれども、なかなかそのとおりにいかないということについて歯ぎしりをしながらやっているというのが実情だと私は思っているところであります。
それから、第二の問題の年金でございますけれども、年金につきましては、五年ごとの財政再計算という問題がございます。特に年金につきましては、平成七年度でしたか、年金財政の一元化という問題がありますし、そういったものを含めまして、これからどういう形で年金を組んでいくのかということを考えていかなければならない時期に来ているのだろう、私はこう思っているところでございます。
また、医療保険につきましても、たしかことしの推定が二十三兆円だと、もしも数字が間違っておりましたならば訂正させていただきますけれども、二十三兆円ぐらいになる。私が厚生大臣をやっておりましたときには十一兆か十二兆だったのですね。八年ぐらいで倍になってしまったわけです。
どこが多くなってきているかというと、やはり老人医療費が非常にふえてきていることも事実である。そうすると、高齢化社会について、いわゆる年金の負担をどうするかという問題と同時に、医療の負担というのは大変なものだろう、私はこう思うのです。これをどうやっていくかということをやはり考えておかなければならない。安易に税金で負担をするということにするのか。それはなかなかできないから、では保険料で負担をするのか。保険料で負担をするならば、ふえるところの保険料を老人にというわけになかなかいかないだろう、こんなようなこともあるだろうと思います。
いずれにいたしましても、そういった問題は私たちも本当に真剣に取り組んでいかなければならない問題だろうと思いますし、私は、与野党で活発な議論をしていただいて、フランクに話をしていかなければいかぬのじゃないかな、こう思っていることを改めて申し上げておきたいと思います。