伊藤公介の発言 (本会議)

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○伊藤公介君 ただいま議題となりました両件につきまして、外務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 まず、気候変動に関する国際連合枠組条約について申し上げます。
 近年、人為的に排出される二酸化炭素等の温室効果ガスの増加によって大気中の温室効果ガスの濃度が著しく増加し、自然の生態系及び人間社会に大きな悪影響を及ぼすようになりました。
 このような事情を背景に、平成三年以来、政府間交渉委員会のもとで、気候変動に関する嵐際条約作成のための交渉が行われた結果、平成四年五月九日ニューヨークにおいて本条約が作成されました。
 本条約は、大気中の温室効果ガス濃度の安定化を究極的な目的とし、地球温暖化に対処するための国際的な枠組みを定めるものであり、温室効果ガスの排出及び除去に関する自国の目録の作成、締約国会議への通報、温室効果ガスの排出の抑制、削減または防止に関する技術の開発等の促進、開発途上締約国への資金の供与等締約国の義務について規定しております。
 次に、生物の多様性に関する条約について申し上げます。
 近年、野生生物の種の絶滅が過去にない速度で進行し、生物の生息環境の悪化及び生態系の破壊に対する懸念が深刻なものとなってきております。
 こうした懸念を背景に、昭和六十三年以来、国際連合環境計画のもとで、既存の国際約束を補完し、生物の多様性の包括的な保全等のため、国際的な枠組みを設けるための作業が行われた結果、平成四年六月五日リオデジャネイロにおいて本条約が作成されました。
 本条約は、地球上の多様な生物をその生息環境とともに保全し、生物資源を持続可能であるように利用し、及び遺伝資源の利用から生ずる利益を公正かつ衡平に配分することを目的としたものであり、生物の多様性の保全及び持続可能な利用を目的とする国家的な戦略もしくは計画の作成、重要な生物の多様性の構成要素の特定、保護地域の設定及び開発途上国に対する技術の移転並びに資金の供与等、締約国がとる措置について規定しております。
 両件は、三月十二日外務委員会に付託され、去る四月二十一日武藤外務大臣から提案理由の説明を聴取し、昨二十七日質疑を行い、引き続き採決を行いました結果、両件はいずれも全会一致をもって承認すべきものと議決した次第であります。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
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発言情報

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発言者: 伊藤公介

speaker_id: 33876

日付: 1993-04-28

院: 衆議院

会議名: 本会議