林義郎の発言 (大蔵委員会)
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○国務大臣(林義郎君) 新社会資本整備とか、私たちの方は新しい社会資本の整備、こう申し上げているわけでありますが、なぜそういったことになっているかと申しますと、先ほど申しましたように、社会経済情勢の変化に応じまして社会資本の充実というものもだんだん重点が移ってくるということは私は事実だろう、こう思うんです。特に、生活大国五カ年計画というようなものも出ましたし、そうした将来展望を踏まえながら、また景気の動向に的確に対応していくためにこのことは重要であろう、こういうふうに考えているところでございます。
ただ、新社会資本整備という形になりますと、何か一つのものがかちって出てくる、こういうことでございますが、私はそういったものではなくて、先ほど申しました下水道の整備であるとかいうようなものにつきましても、今までもずっとやってきているところのものでございますから、改めてどうだという話ではない。それをどこの範囲までが新社会資本整備かという形でくくるかというのはなかなか難しい。
もう一つ言いますと、それじゃ新社会資本整備でないものは旧社会資本だと、そんなことになると、一体どこからどこまでが新でどこまでが旧だなどということは私は非常に難しいんだろう、こう思いまして、そういった意味で新しい時代に対応していくところの社会資本の整備というものをやっていかなければならない、こう思っているところでございます。
また、社会資本の整備は公共事業だけでやっているわけじゃありません。いろんな医療施設であるとか社会福祉の施設であるとか、そういった施設もございますし、教育、研究等の高度化、情報化等に対応する各施設等もありますから、そういった整備もやっていきますし、また民間におきましても、社会資本の整備と言われるようなもの、例えば電線を地中化いたします。東京なんかでもありますけれども、電線を地中化すればずっと都市の美観上もよろしいし、いろんな交通の問題等からしても非常によろしいということでございます。そういったような形のものは、実は公共投資というような格好での政府の金ではなくて日本開発銀行等を通じまして財政投融資という形でやっているところでありまして、私は、そういったものは、新しい社会資本の整備と言った方が紛らわしくなくていいんじゃないか、むしろそういった形で積極的に進めていくべきものだろう、こういうふうに思っているところでございます。
何もかも皆一緒にしまして公共事業というような形でくくるというのは、私はもっと広い概念を持っているものがこの新しい社会資本の整備じゃないかな、こういうふうに考えているところでございます。