柳井俊二の発言 (地方行政委員会)
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○政府委員(柳井俊二君) 開票状況でございますけれども、UNTACが速報を毎日出しております。一番新しい速報は昨日現地時間の十九時、日本時間で申せば二十一時でございます。けさ報道されておりますのは、これに基づいたものだと思います。
開票率は四三%、百八十二万票ということでございまして、ただいまお話ございましたカンボジア人民党、フンシシペック党いわゆるラナリット派でございますが、それぞれの得票率は、人民党が三五・三%、票で言いますと六十四万三千二百二十五票。それからラナリット派のフンシンペック党が三六・七%、票数で言いますと六十七万一千二百五十七票ということになっております。
それから、開票状況は州によって相当違いがございます。全体の開票率は四三%でございますけれども、中には一〇〇%開票されたところもございますし、まだほとんど行われていないところあるいは全然行われていないところというのがございます。一〇〇%開票されましたのは、州で申しますとクラチエ州、モンドルキリ州、プノンペン、これは特別市でございますが、それからフレアビヒア、ラタナキリ、ストントレン、こういう五州一特別市ということになっております。確かに相当接戦でございまして、発表のたびにシーソーゲームを繰り返しているということでございます。
それから、先ほどお触れになりましたポル・ポト派が、もし人民党が勝ったら大規模な内戦になると、自衛隊も帰った方がいいという趣旨のことを言ったという話につきましては、私どもこれは通信社の報道では承知しておりますけれども、何分、この報道によりましてもポル・ポト派の拠点のカンボジア北西部のどこかでそういうことを言ったというふうに伝えられておりまして、直接聞いたわけではございませんので、どういう言い方をしたのか確認はしておりません。
ただ、従来からのポル・ポト派の動向を見ておりますと、投票のときに、これも伝えられておりましたけれども、ポル・ポト派の兵士が投票所にあらわれて相当投票した。だれに投票したか、どの党に投票したかということはもちろん秘密投票ですからわかりませんが、報道によればフンシンペック党、ラナリット派の方に投票せよというふうに言われてきたというようなことを語った兵士も放映されておりましたけれども、どちらかと言えば、ポル・ポト派はこのフンシシペック党の方に肩入れと申しますか、近い関係にあるのではないかと思います。他方、プノンペン政権との関係につきましては、御承知のとおり、非常に敵対的な関係にあるということは一般的には言えると思います。