稲村稔夫の発言 (農林水産委員会)

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○稲村稔夫君 おはようございます。
 きょう私は、新農政関連三法と言われているものが今審議になっているわけでありますが、非常に多くの疑問点などもございますし、そのことについてこれからお伺いをしていきたいというふうに思っております。
 質問を申し上げる前に私は、私の意見でちょっと恐縮でありますけれども、まず申し上げて、政府の方でもその辺については今後いずれかの時期にその点を明らかにしていただけるようにお願いをしたいと思っていることがございます。
 それは、先日来この新農政に関連をいたしまして、農基法農政についてどう考えているかということが同僚委員からいろいろと尋ねられたことがありました。それに対して、農林水産省の御答弁は主として官房長がお答えになっていて、農業三法についてはずっと現在もその枠が正しいと思っておる、一口に言えばそういう意味の御答弁をいただいてきたと思うんです。
 しかし、新農政を展開するというからにはいろいろな事情の変化、状況の変化、そういうものがあって、そこで初めて新農政ということになるんであります。それがなきゃ何も「新」とくっつけないで農基法農政のさらなる展開と、こう言えばいいんでありますから。ということなのに、新農政というふうに言われているんであります。
 そうすると、当然今の農基法農政はすべて正しく展開をしてきたと、そう政府の方が認識しておられるんであれば、それなりに正しかったからこういうふうにしていくんだ、この点は正しかったんだからこういうふうにしていくんだと、こういうことがきちっと明らかにされなければいけないのではないか。
 あるいは反省点があれば、その反省点は今度の農政の中ではこういうふうにして克服され、あるいは生かしていこうとしているというような点がそれぞれ、農基法農政が継続をしているという判断に立っているならば、まさに中間総括とでもいうんでしょうか、そういう形でやはりきちんと位置づけがされてこの新農政関連三法が提起をされてしかるべきだったと、私はそう思っております。
 したがいまして、これから先も新農政にかかわる議論をする際にはこのことが常に問題になっていくと思います。政府の方も、私は当然農基法農政ということが一定の基準になって、物差しになって物を決めているならば、それとの関連を明確にしていく責任が今後もあると思います。それは今度の法案の中では抽象的なお答えしかいただいておりませんが、きょうそれをやっているとまた一日かかってしまっても本意ではありませんから、私は要望として、今後の課題として申し上げておきたいと思うんです。
 そこで、法案の質疑に入らせていただきたいと思います。
 最初に、新農政の中の農業基盤整備法については、経営規模拡大ということで農地を集約していく、法人化をさせて経営を合理化していく、このことが一つ大きな柱になって提起をされていると思うのであります。その中でも特に平場では稲作中心の経営ということで念頭に置いておられると思うのでありますけれども、そこで機械化とかあるいは化学肥料とか農薬とか、機械化は機械化に伴っての燃料の使用とかいろいろなことがありますけれども、要するに経営規模拡大ということに伴って化石燃料の使用量というものはどうなっていくんであろうか、このことが一つ大岩な課題になると思うわけであります。
 そこで、まず最初に伺いたいと思いますのは、機械化によって燃料の消費動向、皆さんの方から大体モデル経営みたいなものを考えていただいて試算なども出していただきましたけれども、例えば耕うんの関係でいけば、トラクターならトラクターは現在は二十馬力を中心にして考えるけれども、今度は三十馬力を中心にして考える。こんなことになってまいりますと、そうすると大型化による燃料消費傾向というものがどうなるであろうかということも気になるわけであります。その辺はどのようにとらえておいでになるでしょうか。

発言情報

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発言者: 稲村稔夫

speaker_id: 33596

日付: 1993-06-03

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会